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ニュース速報
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日中韓で東アジア版EUを作ろう。その為に日本は謝罪しよう。ドイツを見習おう
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特にドイツ政府が「犠牲者の数など、歴史の細部の究明よりも、イスラエルなどの旧被害国との関係改善の方が国益にとって重要だ」と割り切って自国の責任を認めたことは、特筆に価する。
ドイツは日本とは異なり、あえて「木よりも森を見る」道を取ったのだ。それは、旧被害国との和解を最優先にして、「小異を捨てて大同に就く」姿勢とも言える。日本政府の態度には、このような理念が感じられない。
しかもドイツは、日本のように歴史問題を棚上げにしたのではない。「ドイツに全面的に責任がある」と自国の前の世代の非を認め、今なお謝罪を続けているのだ。
私には、ドイツに韓国人や中国人の知り合いが数人いる。ヨーロッパで彼らと話をしたり一緒に働いたりすると、日韓・日中の違いよりもアジア人としての共通項が目につく。
私の知り合いの韓国人、中国人の多くはヨーロッパ人よりも勤勉であり、柔軟性に富んでいる。仕事のためには私生活を犠牲にすることをいとわない点も、日本人に似ている。中国にいる時からドイツ語を学び、流暢に話せる中国人も数人知っている。
特に韓国人のメンタリティーは、ドイツ人よりもはるかに日本人に似ている。食事の好みも、見ている。そのためか、私は日本人であるだけでなく、アジア人でもあることを、日本に住んでいた時に比べて強く感じるのだ。
私は21世紀に入ってから数回香港で働く機会があった。香港人、中国人、台湾人、シンガポール人とともに働いた。
この時「日本と中国、香港、韓国、シンガポールなどが団結してEUのような経済共同体を作れば、アメリカや欧州は全くかなわないような経済パワーに成長するだろう」と思った。
それだけに、政府間のいがみ合いや歴史認識をめぐる国民感情の悪化によって、東アジア版EUが夢のまた夢となっていることを非常に残念に思う。多くの日本人は、私のことを夢想家と思うだろう。
東アジア諸国は、19世紀以来欧米列強によって牛耳られてきたが、彼らはその時代にピリオドを打ち、自らの手で運命を切り開き始めた。これは世界史に新たな1ページを開く変化である。
日本は本来、周辺国と和解し、走り始めた「アジア」という列車に飛び乗るべきだと思う。天然資源に乏しく、高齢化と少子化で人口が急激に減っていく日本にとって、東アジア版EUは回答の1つであるはずだ。
https://m.huffington...rmany_b_7919994.html - コメントを投稿する
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