【沖縄】「チビチリガマ」荒らした少年４人 保護観察処分に　

沖縄「チビチリガマ」荒らした少年４人 保護観察に

　太平洋戦争末期の沖縄戦で、住民が集団自決に追い込まれた読谷村の自然洞窟「チビチリガマ」が荒らされ少年４人が逮捕された事件で、那覇家庭裁判所沖縄支部は「遺族の心情を深く傷つけるものであるのはもとより、社会に与えた影響は大きい」などとして、１日までに４人を保護観察の処分にしました。

　７２年前の沖縄戦で、住民８３人が集団自決に追い込まれた読谷村の「チビチリガマ」で、ことし９月、千羽鶴が引きちぎられたり遺品が壊されたりしているのが見つかった事件では、沖縄本島中部に住む少年４人が警察に逮捕されました。

　この事件で那覇家庭裁判所沖縄支部は「肝試しを行う目的で侵入し、気分が高揚するうちに多数の遺品や千羽鶴などを壊したのは悪質だ。遺族の心情を深く傷つけるものであるのはもとより、社会に与えた影響は大きい」として、１日までに４人を保護観察の処分にしました。

　警察の調べに対し、４人ともガマを荒らしたことを認めているということで、少年たちは今後、保護司などの指導を受けることになります。

NHK NEWS WEB　11月1日 11時40分
http://www3.nhk.or.j...k10011206761000.html