-
ニュース速報+
-
【世界禁煙デー】たばこ喫煙にまつわるデータと実情 全世界の喫煙者は約10億人 世界人口の約7分の1を占める
-
UPLIFTで広告なしで体験しましょう!快適な閲覧ライフをお約束します!
http://afpbb.ismcdn....eb29daff95592935.jpg
【5月31日 AFP】世界では毎分1100万本近いたばこが消費され、またその習慣によって同10人が死亡している──こうしたデータが専門家らによって提示されている世界のたばこ産業だが、その利益は年間数十億ドル(数千億円)に上る。
5月31日の世界禁煙デーに合わせ、世界の喫煙関連データと実情を以下に記す。
■喫煙者の数
世界保健機関(WHO)やその他の専門機関による推計によると、全世界の喫煙者は約10億人。世界人口の約7分の1を占める。
喫煙者が最も多い国は中国で、WHOの昨年の報告によると、その数は約3億1500万人に上っており、世界全体の約3分の1以上のたばこを消費しているという。一方、人口に占める喫煙者の割合が最も多かったのはインドネシアで、15歳以上の76%が喫煙しているとされた。
世界の喫煙者の約80%は、低中所得国の人々で、このうち2億2600万人は貧困状態にあると考えられている。
■減少傾向にあるのか?
2017年4月に英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載された研究論文では、毎日喫煙する人の割合が過去25年間で激減しているという。2015年は男性で4人に1人、女性で20人に1人となり、1990年のそれぞれ3人に1人、12人に1人から大きくその数を減らした。
市場調査会社「ユーロモニター・インターナショナル(Euromonitor International)」によると、中国でのたばこ販売量も減少しており、2012年のピークに比べて10%落ち込んだという。
一方、規制が緩い国々では、たばこの消費量が増えている。貧困国、特にアフリカのサハラ以南でそうした傾向がよりはっきりとみられた。
■平均6秒に1人が死亡
たばこは、回避可能な死につながる筆頭要因だと専門家らは指摘する。
WHOによると、能動または受動喫煙によって毎年700万人以上が死亡しており、また、たばこの消費で平均6秒に1人の命が奪われているという。たばこに関連する主要な疾患には、がんや心臓発作、脳卒中、肺がんなどがある。
20世紀中、たばこが原因で1億人の命が奪われた。今のペースが維持された場合、21世紀中に最大10億人が死亡することも考えらえるとWHOは注意を促している。
医学誌BMJ発行の専門誌「タバコ・コントロール(Tobacco Control)」に掲載された2017年1月の論文によると、世界の医療保障に関する支出約6%と世界GDPの2%近くは、喫煙に関連したものだという。その額は、2012年に世界全体で14億3600万ドル(約1560億円)に上り、このうちの40%を発展途上国が占めていた。
■利益と生産
WHOはタバコ栽培に使用されている土地面積について、世界全体で約430万ヘクタールに上るとしている。これは、スイスの国土とほぼ同じ面積だ。
ユーロモニター・インターナショナルによると、年間に販売されるたばこの総量は6800億ドル(約74兆円)に相当するとされ、また、たばこ生産量では中国が首位に立っており、原料のタバコ栽培でも世界全体の40%を占めると「たばこアトラス(Tobacco Atlas)」は報告している。
同報告書によると、世界の喫煙者らが消費するたばこは年間約5兆7000億本に上り、1分あたり110万本近くとなる計算だという。(c)AFP/Olivier THIBAULT
AFP:http://www.afpbb.com...les/-/3176667?page=2 - コメントを投稿する
↑今すぐ読める無料コミック大量配信中!↑