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Charles Choi
for National Geographic News
January 11, 2011
ベトナム奥地のジャングルで2008年に発見されたアマガエルの新種が、“空飛ぶ吸血鬼ガエル”であることが最新の研究でわかった。
ラコフォルス・バンピルス(Rhacophorus vampyrus)と名付けられた新種のカエルは体長約5センチで、ベトナム南部の
雲霧林にのみ生息し、水かきのある手足を広げて木から木へとグライダーのように飛び移りながら生活している。
R・バンピルスの親は、オタマジャクシが川や沼の中で捕食者の餌食になるのを防ぐため、木の幹にできた水たまりに卵を産みつける。
「彼らが地上に降りる理由が見当たらない」と、シドニーにあるオーストラリア博物館の両生類生物学者ジョディ・ローリー氏は話す。
だが、“吸血鬼”という名前は空を飛ぶことにちなんでいるのではない。2010年にオタマジャクシに確認された奇妙な形の“牙”こそ、
この恐ろしい名前の由来だ。「顕微鏡を通して初めてこの牙を見たときは思わず声をあげてしまったよ」とローリー氏は語る。
同氏の研究は、ナショナル ジオグラフィック協会の支援プログラム「保護トラスト」の資金援助を受けている。
オタマジャクシは通常、口ばしに似た口器を持つが、R・バンピルスの幼生は、口の下側から1対の黒く硬い釣り針状の牙が突き出している。
このような牙を持つオタマジャクシが発見されたのは初めてのことだ。
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