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議員・選挙
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第49回衆議院議員総選挙・議席予想情勢スレ その88
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新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち
田野 大輔 甲南大学教授
ナチスは良いこともした?
ナチスが「絶対悪」であり、未曾有の災禍の元凶であることは、今日では常識となっている。
だがインターネット上ではむしろ、「ナチスは良いこともした」と声高に主張したがる人が増えている。
アメリカのトランプ現象やヨーロッパの排外主義運動といった近年の国際情勢を反映してか、
わが国でもナチズムへの社会的関心は高まっているが、一般に出回っている情報には著しく不正確なもの、とうに否定された俗説も少なくない。
実は先日、筆者にそのことを痛感させるような出来事があった。発端は小論文を教えるある予備校講師のツイートで、
指導する女子高生が「完璧な文体でナチスの政策を肯定した小論文」を書いて提出し、その論理的な文章の添削に困ったという内容だった。
これを受けて、筆者が「30年くらいナチスを研究してるけどナチスの政策で肯定できるとこないっすよ」
とツイートしたところ、これに膨大な数の批判が寄せられて「炎上」状態になったのである。
https://gendai.ismed....jp/articles/-/84256