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ニュース速報
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氷河期以来の不遇世代となるか 令和・コロナ世代が負う生涯賃金300万円減 アホ・貧乏・景気悪の3重苦
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コロナ世代の子供たちが負う「2カ月休校で生涯賃金300万円減」の枷
https://president.jp/articles/-/34751
新型コロナウイルスの封じ込め策が、社会・経済に重大な影響を与えつつある。
経済学者の戸堂康之氏は「たとえば2カ月休校で子供の将来の所得は1.5%程度下がる。
政府は感染拡大防止だけではなく、もっと広く長期的な社会・経済への影響についても目配りしてほしい」という——。
多くの小中高校では3月2日から休校となっている。地域によってはすでに開校しているところもあるが、
緊急事態宣言が出された地域では、少なくとも5月6日までは休校が続く。
大学でも4月の新学期開始を5月以降に遅らせているところがほとんどだ。
休校が長引けば、児童・生徒の能力形成が阻害され、生涯にわたって現在の子供たちを苦しめることになる。
なぜなら、教育によって所得が上昇することは明らかだからだ。
例えば、慶應大学の中室牧子らの研究では、教育を1年受けることでその人の賃金は生涯にわたって
平均的に9.3%上昇することがわかっている。単純に計算すれば、2カ月休校することで、
現在の生徒・児童の将来の所得は1.5%程度下がってしまうことになる。
生涯所得を2億円とすると、これは約300万円の損失に相当し、決して少ない額ではない。
休校していた間の学習量は、コロナ感染が収まってから取り返せばよいという議論もあろう。しかし、取り返せるとは限らない。
ノーベル経済学賞受賞のジェームズ・ヘックマンによれば、忍耐力、やる気、自信、協調性などに関わる能力、
いわゆる「非認知能力」こそが収入や社会生活の豊かさに結びついている。しかも非認知能力は
5歳までの幼児教育によって大幅に向上するが、その後の伸びは鈍い。アメリカの作家ロバート・フルガムが
『人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ』(河出文庫)と言ったのは、全くもって正しいのだ。
しかし今、幼稚園や保育園は休園し、公園で遊ぶことも自粛を求められている。だから今の幼児は、
「砂場」で友だちや大人から学べるはずの貴重な非認知能力を習得できないでいる。コロナ後の世界でその遅れすべてを取り戻せるわけではない。
日本の子供たちが既に被っている不利益
子供の教育格差が拡大する可能性も大きい。学校、特に私立校によってはオンラインで授業を行っている。
生徒・児童によってはオンライン塾や家庭教師のサービスを受けている。私立校やオンライン塾に通える
経済的余裕があるかどうかで受験の結果に差が出てくれば、コロナショックによる格差は生涯にわたって続くことになる。 - コメントを投稿する
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