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自衛隊はクーデターを起こす意思も能力もない。だから軍隊ではない――倉山満 2018/10/01
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2018年10月01日
倉山 満
― 連載「倉山満の言論ストロングスタイル」―
写真
9月13日、北海道胆振東部地震発生から1週間を迎え、黙とうする自衛官たち。彼らは、内閣の命令がなければ、被災者の救助さえすることができない……(写真/時事通信社)
自衛隊はクーデターを起こす意思も能力もない。だから軍隊ではない
ある人曰く、「自衛隊は誰がどう見ても軍隊だ」と。同じ人曰く、「誰がどう見ても軍隊だと思われるように、自衛隊を憲法に明記しよう」と。
私のような浅学菲才の身には、誰がどう見ても軍隊ならば憲法典の条文に書こうが書くまいがどちらでも良いと思うが、どうしても日本国憲法の条文に「自衛隊」の三文字を書き込みたくて、血道をあげている人がいる。
たぶん、この原稿が世に出ている頃には自民党総裁選挙に勝利している安倍晋三首相と、その熱心すぎる支持者の諸君だ。
では、根本的に問う。軍隊とは何なのか。そして、その軍隊の要件に今の自衛隊は当てはまるのか。それを抜きにして日本国憲法の条文を守るか変えるかなど「改憲ごっこ」にすぎない。圧倒的多数の日本国民には関心がないだろうが、いざ改憲論議が始まると他人事ではいられないので、ここではっきりさせておく。
まず、単なる事実を書く。自衛隊はクーデターを起こす意思も能力もない。だから軍隊ではない。
これを過激だと思ったのなら、相当に平和ボケだ。「軍」とは、クーデターを起こす意思と能力がある集団なのだ。これが国際標準の常識だ。現実の自衛隊は、クーデターを起こす意思と能力がない。だから、軍隊ではない。この現実を見据えない限り、憲法論議は始まらない。
では、日本国憲法の条文に「自衛隊」を明記したとする。その場合の「自衛隊」には、クーデターを起こす意思と能力はあるのか? ないのならば何の改憲かよくわからない。
時間と労力の無駄だから、やめたほうが良い。あるのならば、改憲派は日本国民に対し、「クーデターを起こす意思と能力のある実力組織を持つ」と説得する義務がある。
なぜ軍隊には、クーデターを起こす意思と能力がなければならないか。軍隊とは、国家秩序を守る実力組織である。一義的には、外敵から実力で以て国家秩序を守る。簡単に言えば、戦争をする組織だ。
もう一つ、国内の秩序が崩壊したとき、すなわち政府機能が麻痺した時に、政府機能を回復する役割がある。だから、政府の命令がない場合に、動けないのでは困るのだ。この点が、警察とは全く異なる。
警察の仕事は、捜査と逮捕である。無実かもしれない人間の権利を侵害するのが仕事である。だから、「許可事項列挙型」といって、「許可されたことだけやってよい」。結果、「捜査と逮捕以外はやるな」という雁字搦めの組織となっている。
雁字搦めにしていないと困るからだ。ちなみに、法体系が許可事項列挙型の自衛隊などは、「すごい武器を持った警察」でしかない。現に、内閣が何もしなければ自衛隊は災害対策一つ何もできないではないか。
一方、軍隊は「禁止されたこと以外はやってよい」という禁止事項列挙型の組織となっている。戦いに負けても国が滅んでも困るし、むしろ戦いに負けたり国が滅んだりして政府機能が麻痺した時でも、動けなければ困る。むしろ、そのような国家秩序が崩壊した時のために存在すると言っても過言ではない。
軍の指導者とは、自分の頭で考えて動けなければ困るのだ。政府に指図されなくても。その能力は、裏を返せばクーデターができるということなのである。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://nikkan-spa.jp/1512860?display=b
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「誰がどう見ても軍隊」など、日本列島を一歩でも出たら通じないタワゴト
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意思があるかないかは倉山にもわからんだろ
はい論破 -
浅学菲才なら黙ってな
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シビリアンコントロールすら理解してない
ネトウヨ幹部自衛官みたいな馬鹿しかいないもんなw -
改憲派は日本国民に対し、「クーデターを起こす意思と能力のある実力組織を持つ」と説得する義務がある。
意思があると公言したら逮捕するしかないだろ
こいつバカ過ぎる -
よくこんな頭で生きてるな
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アメリカの小部隊がクーデターを起こせるわけが無い。
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自衛隊は災害時にされる。だから軍隊である。
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クーデターを起こしても、国民の賛同を今の日本で得られると思う?
平和ボケと言われようが、世界で最も平和で安全な日本で、クーデター云々は、それこそボケナスだぞ -
僕が考えた「国際標準の常識」
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自衛隊明記の安倍案は国民投票で必ず否決される。それは間違いない。
だから問題なんだよ。その安倍案でいいのか?改憲できないぞ?っていう。 -
もう一回魅死魔国友にアジって貰うしかない。
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人は記憶型と思考型に大別できる
結論は自衛隊明記を否定してるから、ま〜いいだろ
問題はその理由だ
おかしな理屈を並べてやがる
>自衛隊はクーデターを起こす意思も能力もない
どうやら自衛隊法で縛られてるかららしい
だが今論じてるのは憲法の話だ
下の法律でもって上の法律を論ずるのは無意味 -
>>14 の続き
どうもこいつの理屈だとクーデターを起こすかどうかは法律で定められてるらしい
自衛隊は法律で定められてるからクーデターを起こせないらしい
そもそもクーデターというのは法律に関係ないの
というか現行の法律を力で破るのがクーデター -
何言ってるんだ?
軍隊の定義がおかしいだろう -
人民解放軍は?共産党の一組織なんだぞ。
国軍ではない。
それでも軍を名乗ってる。 -
能力は有るだろ、戦車はけん銃じゃ止められない。
そもそもわざわざクーデターするような団体を作る理由が無い。 -
クーデターとか革命とかにロマン感じるタイプか?
久しぶりに見たらゲッソリだけど病気なのかな? -
ルーピー鳩ポッポにすら豆鉄砲を撃てなかった自衛隊だからな
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倉山さんて、よく知らない。あの眼がだめだ。気持ち悪いのて、動画も見ないようにしている。・・ただの一個人の意見です、あしからず。
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なんかの妄執に取り付かれた人なのかな、気持ち悪い
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能力はあるだろ。
クーデター起こして警察とか他の実力部隊抑え込めるだけの実力すらなかったら国家防衛なんて無理。 -
とりあえず、中国やロシアに向かって「自衛隊はクーデターを起こす能力はないから軍隊ではありません(キリッ」と言ってみたらどうだろうか?
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日本に国防軍を作る、つまり再軍備について政府自民党を筆頭に語られているが
その編成方法についてはまったく語られていないのは非常に不思議だと思う
国防軍を創設するとした場合、方法は二つが考えられる
まずは、いまの自衛隊をそのまま昇格すること
大多数の人はこれを当たり前と考えてしまっているのではないだろうか
だが、実はもう1つの方法がある
それは自衛隊とは別の組織を新規に設立して
以後は徐々に自衛隊を縮小して国防軍を拡大する方法だ
前者は安あがりだが、いま自衛隊が抱えてる問題もそのまま引き継いでしまう
具体的には旧軍の伝統や風習のような悪癖を持ち越してしまうことだ
それに対して後者は費用は高くなるが、いま自衛隊が抱えている風習因習をカットできることになる
俺としては、後者が望ましいと思うんだがどうだろうか
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