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「ピッコロと情熱的なフュージョンがしたいな…」
嗚呼、どうしてだろうか。
ある一人の戦士のことを脳内にイメージするだけで俺の気が溢れてやまない。収まりがつかない。
皮膚が、筋肉が脈打つ。
循環する血液が速度を増し、体内摩擦により体温が上がる。
心臓の鼓動が早まる。
それは恋だろう。
別宇宙に馳せる恋慕。
しかし今の自分には不要な感情。
それがジレンマ。
名を体する灰色の劣情。
「ぬぅ、ああああ!!」
気を解き放つ。
少しでも気が紛れるかと思ったが、そうはいかない。
むしろ満たされないから穴は広がる。
大きく欠落した愛の部分。
暗闇だ。宇宙のように真っ暗で冷たい。
「ふぅ、ふぅ」
タイツを破り捨て昂る気の大元を握り締める。
「ピッ……コ」
握る手と反発する肉の塊。
相反する力の流れは上下から横運動に切り替わる。
「んん……ッ!」
心の穴に浮かぶはただ一人。
白いマントが似合う緑色の肌をした第七宇宙のあいつ。
あいつが俺の心に満たされている。
許せない。許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない。
自分を縛るあいつが憎くてたまらない。
「うおおおおおおーーーーー!!!」
声にならない雄叫び。
名前も呼びたくない。
脳内に最後までチラつくアイツを思いながらリビドーは頂点に達する。
これが信頼。
これが第七宇宙の力。
ジレンは汚れ果て地面と己の手に伝わる温度と心地の良い息切れに身を委ねながら瞳を閉じる。
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