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一般書籍
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司馬遼太郎をあれこれ語る 38巻目
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前スレ
司馬遼太郎をあれこれ語る 37巻目
http://mevius.5ch.ne...gi/books/1402184001/
【過去ログ】
司馬遼太郎をあれこれ語る 36巻目
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司馬遼太郎をあれこれ語る 35巻目
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〔韓のくに紀行/モンゴル紀行/人間の集団について〕
司馬遼太郎をあれこれ語る 34巻目
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〔項羽と劉邦/長安から北京へ/対談・中国を考える〕
司馬遼太郎をあれこれ語る 33巻目
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〔燃えよ剣/新選組血風録/幕末〕
司馬遼太郎をあれこれ語る 32巻目
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〔菜の花の沖〕
司馬遼太郎をあれこれ語る 31巻目
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〔竜馬がゆく〕
司馬遼太郎をあれこれ語る 30巻目
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〔胡蝶の夢/最後の伊賀者・兜率天の巡礼ほかの短篇〕
司馬遼太郎をあれこれ語る 29巻目
http://kamome.2ch.ne...gi/books/1314512612/
〔梟の城/上方武士道/空海の風景/鬼灯/風神の門〕 - コメントを投稿する
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今年の大ニュースはつながっている ロシア、ウクライナ、中国、コロナ、物価高騰……
2022/09/03
https://www.bbc.com/...anese/video-62766385
「気候変動と戦争と生活費の上昇は、さまざまな形でつながることになります」
「新型コロナウイルスもつながります。というのも感染対策の規制が世界中で終わるのに伴い、需要の増加によってエネルギーと食料の価格が押し上げられたからです」
市民を飢えさせて国外に?ロシア議員の発言「ますますクレイジー」に
2022-10-20
https://www.mashupre...ls-starve-civilians/
・ロシア連邦国家院のアンドレイ・グルリョフ議員が、民間人を飢えさせて、国外脱出を余儀なくすればよいと主張
・グルリョフ氏は、ロシア軍がウクライナの複数都市で展開した民間インフラを狙った攻撃を「効果的」と称賛。
「電気がないということは、水がないということだ。冷蔵庫も下水も使えない。伝染病の恐れもある」と説明
三災 仏教で正法に背いたり、正法を受持する者を迫害すると起こるとされる災い
https://ja.wikipedia...BD%E4%B8%83%E9%9B%A3
穀貴:飢饉等が起こり穀物等食糧の価格が高騰し品切れしたりする。
兵革:戦乱や革命がおこり社会が乱れる。
疫病:伝染病等が流行する。
https://mevius.5ch.n...gi/seiji/1648861711/ -
林真理子の『西郷どん』では月照との心中未遂を理由付けするためか
息子に西郷は男色だった、と語らせていたが
(島津斉彬ラブとかの描写が各所にある)
司馬はそういうの書いてたのか? -
近藤勇はそりゃ欠点は滅茶苦茶あるが新撰組の局長で江戸から京に上るにあたっては試衛館の猛者たちがついてきたのだから人徳というか人間的魅力もあった人物だったと思うんだけど司馬遼太郎の新撰組ものだと単なる馬鹿みたいにしか描かれて無いのが……美化しろとはいわないけど
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「ロシアについて」がこのご時世のせいで売れてるみたいだな
初司馬遼が「ロシアについて」の人もいるんだろうな
司馬には「ロシアについて」とかそのものがあるけど
ロシアについて学べるのが実は菜の花の沖なんだな
特に後半は嘉兵衛でなくてロシアが主役w
菜の花の沖は余談が過ぎる
ロシアについて 259ページ
菜の花の沖 第5巻 ロシア事情 330ページw -
菜の花の沖で最も挫折するところw
主役の高田家嘉兵衛は43章から49章まで全然出てこない。
その間に日本側の出来事が12年間も語られていなかった。
その間に北風荘右衛門と工楽松右衛門は死んでいる。
第42章から第49章までのまとめ
寛政11年(1799);幕府、東蝦夷地を直轄領にする
寛政12年(1800);嘉兵衛、官船2艘を含む5艘の船を建造
享和元年(1801);嘉兵衛、定御雇船頭役になる
享和2年(1802);北風荘右衛門定幹…病歿
享和3年(1803);嘉兵衛、箱館港の船作事場を拡張する
文化元年(1804);クルーゼンシュテルン航海が始まる
文化2年(1805);北風貞常(養子)、蝦夷地取扱人となる
文化3年(1806);フヴォストフ事件。箱館大火。
文化4年(1807);ゴローニン航海が始まる
文化5年(1808);間宮林蔵、貞宝丸で樺太探検
文化8年(1811);ゴローニン事件
文化9年(1812) ←ここまで出てこないw -
事情は連載していた産経新聞でも同じで
編集長やデスクがやきもきしてたようだw
後半で主人公が当事者となるゴローニン事件へ至る背景事情(日露関係史への知見)と共に、物語が進行する構成である。
クルーゼンシュテルン の航海回想録を少年時代から愛読した司馬は、
本書を書くにあたって、そのロシア皇帝が皇帝使節としてレザノフ(その乗船の船長がクルーゼンシュテルン)を長崎に派遣した航海の「経緯を徹底して調べた」[2]。
https://ja.m.wikiped...B1%E3%81%AE%E6%B2%96
『菜の花の沖』の大いなる余談と司馬遼太郎の預言
しかし、この小説、ストーリーの運びが尋常でない。
『菜の花の沖』は文庫本で全6巻。
嘉兵衛は、高田屋という廻船商人となり、蝦夷地で活動し始めた。
そのころ、第5巻から嘉兵衛が登場しなくなってしまう。
「ロシア事情」という章にはじまり、以下「続・ロシア事情」「レザノフ記」「カラフト記」「暴走記」「ゴローニン」と、司馬さんは止まらない。ロシアを中心にした記述が、文庫本だと約三百三十ページは続く。これほど主人公がいなくなる小説は珍しい。
(「司馬遼太郎の描く異才Ⅱ」週刊朝日編集部より)
担当者が司馬氏に聞くと、
ここは書いておかんといかんのや。しばらくは、しんどいねん。
そうでないと嘉兵衛がなんでロシアに連れていかれるか、話がわからんようになる。
(同上)
と答えたという。
たしかに、第5巻のロシアに関する〝余談〟は度を越している。
小説としては異形だが、これはこれで非常に興味深い。
冒頭のプーチン大統領が尊崇心を持ち、謁見室にもその像を置いているというピョートルとエカテリーナ、二人の皇帝。
この『菜の花の沖』から嘉兵衛の消えた一章、「ロシア事情」にこのふたりが登場するのである。
https://ameblo.jp/do...try-12730848829.html -
過去スレより
757 無名草子さん sage 2012/08/18(土) 19:21:58.96
単行本、文庫本の第5巻は、ほぼすべてがロシア事情の余談で埋め尽くされているからな。
しかも、リコルドの登場シーンよりもレザノフの登場シーンのほうが長いww
801 無名草子さん sage 2012/08/21(火) 20:27:41.48
菜の花の沖の中でもロシア事情を続けざまに述べたこのパートは人気がないんだろうな。
序盤は珍しく物語っぽい書き方だったが、このパートは、ロシア人の著書の翻訳者の履歴
まで詳細に書かれていて、趣が違いすぎる。木に竹を接いだような感じがするな。
808 無名草子さん sage 2012/08/23(木) 11:44:59.97
余談がつまらなくなったな。
前期はまとめ的な余談だったが、
後期はディテールを記した補注的な余談になっている。
809 無名草子さん sage 2012/08/23(木) 22:10:02.63
司馬さんの余談が鋭かったのは、翔ぶが如くの前までだな。
そのあたりまでは、本文と余談が識別できる。
それ以降は、本文が弱い。
項羽と劉邦、箱根の坂、韃靼疾風録は、本文がしっかりしているが、
他は本文と余談が識別できない。
司馬遼太郎をあれこれ語る 32巻目
https://mevius.5ch.n...gi/books/1336720073/ -
挫折する理由
443 無名草子さん sage 2012/06/16(土) 17:20:38.23
寛政7年(1795)にロシアの植民団が得撫島を占拠したところから話が始まっているが、
本スレではなるべく時系列に従って書き込んでゆく。寛政7年の得撫島の話は、この章
の後半にも出てくる。もっというと、年表上の同じできごとが次章や、もう少し先のロシア
事情の章にも出てくる。未整理のまま次々に話を継ぎ足していった感じなので、読者は
非常にわかりづらいと思う。
658 無名草子さん sage 2012/07/29(日) 20:43:58.57
この時期の司馬さんの余談は、「街道をゆく」方式、つまり、年代を追って順に説明するのではなく、
自分の言いたい順に説明するので、歴史が苦手な諸君にはわかりにくいと思う。
ロシアの歴史の概略を掲げておく。
1 キエフ・ルーシ(9~12世紀)
2 分領制時代(12世紀後半~14世紀)
3 「タタールのくびき」時代(1240年~1480年)
4 モスクワ公国時代(1480年~17世紀)
5 ロマノフ朝時代(1613年~1917年)
http://homepage2.nif...ssia/ruhistory10.htm
652 無名草子さん 2012/07/28(土) 17:23:54.74
スタート地点は同じだけど、坂の上は政治・軍事の余談が中心、菜の花の沖は
通商問題が中心なんで、内容はかなり違うよ。
295 無名草子さん sage 2012/05/31(木) 14:14:43.97
>>292 司馬遼太郎は短編は別として長編の場合余談で読ませる人だと思うな。
菜の花の沖も余談を除くと半分以下になると思うが、そこだけつなぎ合わせて
読むと全然面白くない小説だもん。
司馬遼太郎をあれこれ語る 32巻目
https://mevius.5ch.n...gi/books/1336720073/ -
まとめ管理人@1059kanri
司馬遼太郎「余談だが、余談ではあるが、話は逸れるが、ところでこの○○という人物についてであるが、ここでこの時代を俯瞰してみたい、」 和田龍「ぐああ!脇道に外れまくって話が進まない!でも面白い!!(涙)」
宮城谷昌光「いつも思うけどアレって小説かなあ?」
火坂雅志「お前が言うな」
午後3:22 · 2012年7月29日
返信先: @1059kanriさん
火坂氏のコメントのブーメランっぷり…(笑)
まとめ管理人@1059kanri
2012年7月29日
返信先: @tenkawa_shinjiさん
火坂先生は天然だからいいんです
Verdun_843 モンティセロの丘で
·2012年7月29日
宮城谷先生は話が思いっ切り横道に逸れてるからな…何度か「何時になったら三河統一するん?」って思ったことです。
2012年7月29日
返信先: @Verdun_nkysjanさん
宮城谷先生の小説は読む前に予め勉強しておくことが必要と言われるほどですし
https://twitter.com/...775333093376?lang=ja
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) -
>>5
ロシアについてで印象に残ってるのは生の牛脂を毎日大量に食べてるアラスカのロシア人達
牛脂を食べ牛脂を飲んでいるから毛穴という毛穴から脂が噴き出していて、
牛脂が船で運ばれてくると我慢しきれずに(誰かが監視してないと)全部食べてしまう -
日本人は人をイジメるというのを繰り返し書いてた覚えがある > 菜の花の沖
あとは平和ボケってのが戦後からではなく江戸時代から見られるという描写
長すぎ余談が過ぎると言われても僕は「菜の花の沖」が一番好きです -
>>7
なるほどね~
高田屋嘉兵衛がなぜロシアに連行されたかを知るという作者の意図とはまるで違うが、ウラジーミル・プーチンという人の理想とするロシア観が、少しわかるような気もする。
もうひとつわかることがある。
『菜の花の沖』第5巻の嘉兵衛のいない「ロシア事情」「続・ロシア事情」「レザノフ記」「カラフト記」「暴走記」「ゴローニン」の章の330ページを、司馬遼太郎はどうしても書きたかった。
当時の〝司馬番〟だったサンケイ新聞の担当者は、
原稿をいただいて会社で整理していると、編集局の幹部たちが来て、
『どうかね、そろそろ嘉兵衛は戻ってきたかね』と聞かれる。僕が『いや、戻ってきませんね』というと、みんな黙り込んでました。
販売局には『嘉兵衛さん、どこいったんや』という読者の問い合わせがかなりあったようです。
(『司馬遼太郎の描く異才Ⅱ』週刊朝日編集部より)
司馬氏は、嘉兵衛を消してでも、
ピョートル大帝を書き
エカテリーナ女帝を書き
レザノフを書き
フヴォストフを書き
ゴローニンを書く必要があったのだ。
それはなぜか
その答えは、同氏の著作『ロシアについて~北方の原形~』にありはしないか
ともかくも、日本とこの隣国は、交渉がはじまってわずか二百年ばかりのあいだに、作用と反作用がかさなりあい、累積しすぎた。
国家にも心理学が適用できるとすれば(げんにできるが)、このふたつの国の関係ほど心理的なものはない。
つまりは、堅牢な理性とおだやかな国家儀礼・慣習だけでたがいを見ることができる(たとえば、デンマークとスウェーデンの関係のようになる)には、よほどの歳月が必要かと思われる。
国家は、国家間のなかでたがいに無害でなければならない。
また、ただのひとびとに対しても、有害であってはならない。
すくなくとも国々がこのただ一つの目的にむかう以外、国家に未来はない。
ひとびとはいつまでも国家神話に対してばかでいるはずがないのである。
(同上)
同書はいまから三十余年前に書かれたものだ。
その意味では、つくづくこの一節は、痛烈で普遍的で、預言めいていなくもない。
https://ameblo.jp/do...try-12730848829.html -
ここまで全部自演なんだろうな
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でも今月の文藝春秋でも褒められてる
司馬遼󠄁太郎「ロシアについて」の慧眼
大型企画 100年の知に学ぶ
広野 真嗣 ノンフィクション作家
2022/12/08
外国への猜疑心。火器への異常信仰——。40年前に喝破していた、あの国の「かたち」
2022年2月にロシアがウクライナへ侵攻してから1年近くになろうとしている。
ロシアの数々の蛮行を前に、同じように考える人は少なくないだろう。
その答えを探している中で1冊の書籍に出会った。
司馬遼太郎『ロシアについて 北方の原形』(文春文庫)である。
この本は、1982(昭和57)年に本誌「文藝春秋」に連載された「雑談・隣りの土々(くにぐに)」がもとになっている。
https://bunshun.jp/b...hunju/articles/h5055 -
それ自分のところで出してる司馬原作漫画(週刊文春とか)の宣伝だろう
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272 公共放送名無しさん 2022/12/30(金) 21:44:28.75 ID:Ul5PJ/d/
松本清張とか司馬遼太郎とかそれが事実みたいに信じる奴らがいるからタチが悪い -
清張さんと司馬さんであった、両者の対談が面白かった
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松本清張の昭和史モノなんて
相当、事実の間違いが指摘されてるのに
左翼っぽい歴史学者から
司馬ほど批判を受けてないのはなぜなんだろうね -
>>19
例えば? あるいは何読めば分かる? -
清張は本人がどう思ってたかはともかく
所詮小説家が書いたものと世間は受け止めている
司馬はそうじゃないから歴史学者に嫌われるんだろう -
まあ誰がどう見ても歴史小説なのに「坂の上の雲の嘘」とか「竜馬がゆくの嘘」みたいな本が普通に出るからな
-
清張の歴史ものは司馬ほど読まれてないってだけだろ
推理小説の方は今でも読まれてるけど
影響を同列には語れない
逆に司馬の初期の伝奇ものは歴史ものほど読まれてないんじゃないか -
清張の『昭和史発掘』はそれなりに読まれているのではないのか? 文庫本も新装版になっているし。
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『日本の黒い霧』モナー
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単に左翼学者の松本清張に対する政治スタンスのシンパシーからでは?
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土方と坂本の人気はほぼ司馬のせい(おかげ)でしょ。
松本清張の歴史に対する影響なんて今でもあるのか? -
・帝銀事件の平沢貞通冤罪説
(実際に死刑執行が見送られた)
・下山事件のGHQ陰謀論 -
ミステリー作家に何を期待してんだか
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>>27
万葉翡翠 -
左翼っていうけど司馬遼太郎も全学連など左翼からも人気があったのよ
元新しい歴史教科書を作る会の藤岡信勝は元日本共産党員だけど司馬遼太郎で日本の歴史を学んだと公言してる
右からも左からも好かれてこその国民的作家よ -
小説で歴史を学ぶって
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YouTubeで歴史学ぶようなもんだろ
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それは小説やyoutubeじゃなく自分の問題でしかない
研究でしか学べないとでも思ってんな視野狭窄も甚だしい -
>>35
ポイントがずれているような気がするが、司馬の小説からという点が問題。 -
研究家でもない小説家なのに意外に影響力強いのが井沢元彦
「逆説の日本史」書いたからだろうけど
Wikipedia見ると井沢元彦はこの人物についてこのように評しているがやたら多いぞ -
「つくる会」に関わってリアルの政治に首突っ込んだらそうなるわ
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歴史書であっても著者の歴史観が反映されてたり
信憑性が乏しくても一般向けの読み物だから良いだろ的に書かれてたりで
必ずしも鵜呑みにはしちゃいけないが
小説は根拠がない話までフィクション上等で書くもんだから区別は必要だろ
ツベであっても真面目に歴史解説として作ってるチャンネルなら歴史書と同列でよい -
特殊な歴史改変小説でもない限り、
「天正10年(1582年)に本能寺の変がありました」
という確定的な史実はその通りにかいてるわけだ
しかし明智光秀が信長を討った動機が何かなんてことは誰にも断言できるはずがない
そこらへんの判断が付くのなら小説をお勉強の教材にしても良いんじゃないの
でも小説だけ読んで歴史の勉強というのはかなり危険だとは思うが -
司馬遼太郎は史実も間違うことがあるけどな
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本当の傑作は「菜の花の沖」
好きな作品1位は「坂の上の雲」 司馬遼太郎記念財団がアンケート
1/11(水) 16:52 共同通信
https://news.yahoo.c...b463213dc40c1538a438
司馬遼太郎記念財団(大阪府東大阪市)は11日、作家の司馬遼太郎さんの生誕100年に合わせて行った好きな司馬作品アンケートの結果、近代日本の黎明期を描いた長編「坂の上の雲」が1位だったと発表した。2位は「竜馬がゆく」、3位は「燃えよ剣」だった。
司馬作品の累計発行部数は文庫、電子書籍も含め約2億673万部に上ることも明らかにした。
アンケートには10代から90代まで1567人が回答。7割が男性で、30代までの若い世代や女性では「燃えよ剣」が1位だった。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
【文芸】好きな作品1位は「坂の上の雲」 司馬遼太郎記念財団がアンケート [湛然★]
https://hayabusa9.5c...newsplus/1673642869/ -
「坂の上の雲」で乃木将軍愚将説が定着したんだけど(明治天皇崩御の殉死については芥川龍之介も志賀直哉も批判している)
これについても議論があって乃木だから旅順要塞攻略出来たという説もあるしなあ -
極端に脚色してキャラ付けしないと小説は面白くならないからな
詐欺師が自分の嘘を真実だと信じ込んでこそ相手を騙せるように
小説家も面白い自分のアイディア(根拠なし)を史実のように思い込んでんじゃなかろうか -
>>41
天正10年6月2日は、西暦1582年ではないよ。 -
>>46
ウィキベテアでは天正10年6月2日(1582年6月21日)と書いてあるよ -
山田風太郎スレ潰れっちゃったけど、
司馬遼太郎とくらべて右的な感じだったが、
大東亜戦争に関して、天皇の開戦や戦争指導の責任を
どう考えていたのか、判りにくいな。 -
「戦中派不戦日記」なんて出してるのにどこが右やねん
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旧軍や戦争指導とかに関してはその作家がどういう軍職についてたかどうかで変わってくるからの
山田みたいな出征してない人、池波みたいに反抗的で制裁されまくって伍長で終わった人、
衛生兵卒で外地に出なかった清張、バリバリ軍歴がある人とかで書いてもOKな範囲が変わってくるっていうか
司馬が日露や西南戦争やノモンハンあたりで作戦指導に批判的なことが書けたのって
まがりなりにも将校上がりだったからだと思うし -
映画脚本家の新藤兼人が最後まで反戦だったのは32歳で兵隊に召集されて、はるかに年下の上官から虐められまくった経験があるから
三島由紀夫だって兵役検査落ちて(落ちやすいようにわざわざ農家で身体を鍛えてる田舎まで行って検査を受けた)喜んで帰宅してるから様々よ
山田風太郎は比較されやすいのは、山田は明治は江戸の人たちが近代化を成し遂げたという考えで、その明治人は太平洋戦争で敗北した原因作ったから、司馬と異なり明治時代そのものに否定的なんだよ -
三島が兵庫で徴兵検査受けたのはそこが本籍地だからだぞ
山田も本当は肋膜炎じゃないのに、そう判断されて一回落とされてる
実は徴兵検査って結構いい加減というか、
そこまで融通の利かないもんじゃないんだよな
三島も山田も長男だから多少の忖度はあったんだろうし
長男は跡取りだから兵隊になっても激戦地には送られなかった
あと山田は明治そのものは別に否定も肯定もしてない
時代は地続きだと思ってるし、人間についても一面的に語らない
英雄譚しか書かない司馬とは作家としての姿勢が違うってだけ -
司馬は兵営とかでは要領よくできたのか体罰系での悪い話とかはあんま書いてなかったよな
せいぜい工具がわからなくて殴られたくらいか -
まあ将校やその候補者は殴られることがあるにしても底辺の一兵卒とは扱いが違うだろう
司馬の場合は外交的で要領も良かっただろうけど -
産経新聞でも出世頭で直木賞取って小説家にならなくてもかなり良いところまでいったそうだから
「坂の上の雲」は途中から日露戦争物語になって正岡子規らの近代日本文学誕生物語がどっかいっちゃった感がするのが残念 -
爺さんのイメージしかなかったけど
たぶん40代くらいのときの講演のCDを聞いてみたら
頭の回転が速すぎて言葉が付いてこないみたいな喋り方で驚いた
相当に頭のキレる人だったのは間違いなさそう -
坂の上や翔ぶがの戦争のシーンになると戦況や用兵の解説部分が途端に生き生きしてくるよな
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本人は有名なノモンハン断念のように書くつもりはさらさら起きなかったんだろうけど昭和史と大東亜戦争(太平洋戦争だとアメリカとの戦いばかりを指しかねないからあえてこう呼ぶけど)を小説で書いて欲しかったな
半藤一利よりはるかに面白いものが書けたはず
司馬史観って悪く言えば明治の日本は良いけど昭和の日本はダメってことだからそのダメな昭和日本の歴史を司馬遼太郎の小説で読みたかった -
ひき殺していけとかあの一言を書いただけで戦友や関係者からフルボッコにされてて
小説面白くするためのフィクションでーすで逃げてた訳で
あのスタンスで大東亜とかやってたら完全フィクションじゃない限り当時でも炎上やろね -
>>59
そんな人の書く小説は読みたくないな。 -
自分が所属してた戦車連隊がノモンハンに参加していたとか平気で嘘つく作家
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ひき殺してゆけは小説じゃなくてエッセイだろ
ノモンハンに参加してたなんてのも読んだ記憶ないな
俺が忘れてるだけ?
まあ筆が滑りがちな人ってのは確かなんだけど
本人のルックスが何か誠実そうで、嘘つかなそうなんだよねw
でも実際にはゴリゴリの大阪人だから当然口も上手い
そういうギャップがあるから尚更強く騙されたって感じるんだろうな -
小説どうこうは俺も知らなかったからググったらWikipediaの司馬の項目の
「司馬と戦車」「司馬とノモンハン事件」のところにソースつきで載ってたわ
戦友会での談話とNHK教育での番組や、対談やエッセイが元みたいだけど
戦争経験者にありがちな話盛りの類じゃないかと -
大岡昇平の「野火」「レイテ戦記」や野間宏の「真空地帯」もフィクションで嘘ばかり書いて誰からも文句言われなかったんだから司馬遼太郎が責められる由縁はないな
小島信夫の「アメリカンスクール」でアメリカ人捕虜の首斬ったことを自慢する英語教師が出てくるけど軍規違反でそんなこと出来るわけないじゃん -
それは大岡や野間も責められるべきってだけでやっぱ嘘書いたらいけないでしょ
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大岡昇平は他人の歴史小説の史実には厳しい人だったけど、自作には寛容だったのかw
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小説を読んで歴史を勉強した気になるアホが悪い
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小説で歴史勉強してるって奴は基本、触らないのが一番だが
まあ話の流れで批判的な感じになっちゃうと、「細けえことはイイんだよ!」とおっしゃる
細かいことばかりじゃ全然ないってw -
「永遠のゼロ」で太平洋戦争を勉強してます、みたいなのもいるからな本当に
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井沢元彦で日本史勉強しました!
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トンデモだと判断が付くか、少なくと疑念が持てるくらいの
基礎知識がある上で読むと勉強になる面もあるが、
そういう人なら「小説で歴史の勉強をしてます」とは言わないわな -
出征した人間は回想禄とかで話を盛り盛りにするんだよ
SF作家・翻訳家の矢野徹がエッセイでそれに対してキレてた
(軍歴を偽るやつが多い、ある作家が回想でホラ吹いてたからお前何期だよ
○○少尉の事知ってるかとか聞いたら逆切れされたという話)
戦車にヤスリかけたのとかも創作だろ戦車をピカピカに磨いてた司馬がそんな事するわけねーし
そもそも九七式チハの装甲材だってヤスリかかるしな
戦記物で定評がある作家も飛行機の前席の人が被弾して大丈夫ですかって聞いたら後ろ振り向いて
笑って死んだとか書いてたけどその飛行機は前席と後席が構造材で仕切られててr
そういうのを影響力の強い作家がやったら違うって叩かれやすいってだけの話 -
有名な話だと平野謙が晩年に以前書いた文章で戦時中に情報局文芸課に勤務したことを「ひとつの偶然だった」と書き当時の課長の無能ぶりを酷く罵倒したのがあったんだが
その課長の井上司朗がそれを読んで平野の情報局勤務は平野が戦前左翼活動に参加したため就職口が全然なく井上の自宅に真夜中に二度も押し掛けて切々と哀願したもので「偶然」でもなんでもないと論争吹っ掛けてきた
しかし平野謙はその時既に末期ガンにおかされていて反論したくても出来る状態になかった
そうしてそこまま平野謙逝去
真実は永遠に藪の中 -
司馬遼太郎の時代の中で、ノモンハン事件を取材していたら、
関係者に罵倒されたから没になったとあったけど
本当は↑の事情もあるのか。 -
>>74
単純に自分の悲惨な経験や体験談を飯の種にしようとしてくる相手として捉えて、
追い返したり罵倒したりするとかよくあるようで、戦記書いてる人とかも後書きとかで愚痴ってる
まあ書き手が戦争経験者かどうかでも態度が変わるだろうけど戦友じゃないといい気がしないのはわかる -
>>75
それが戦中派の本音でしょ
自分の同世代の死を汚されて玩具にされてるようなもんなんだし
不戦日記だって別に右でも左でもない
医学生で知識階級だから当然戦争には冷笑的だった
でもいざ敗戦となると、急に愛国的になるんだよな
そういうブレがあるのが当時の真実なんだと思う -
>>77
戦争は否定しても戦友を否定されたらキレるからね
同じ目的で戦った友に対しては誰でも基本的にそうなる
戦中派の政治家は全部そんな感じだったしな
司馬ですら戦友会の飲み会が一番楽しいって公言してたんだし -
司馬遼太郎に牟田口廉也を主人公にして「花神」の大東亜戦争版みたいな小説書いて欲しかった
牟田口再評価の切っ掛けにもなったかもしれない -
>>75
しかし山田風太郎の言うことは韜晦癖でもあったのかよくわからんからな
『明治波濤歌』の「風の中の蝶」では自由民権運動家の朝鮮革命について日本は朝鮮を舐めすぎているで閔妃虐殺を蛮行と避難してるし
豊臣秀吉が嫌いでよく大河ドラマの主人公なんかにしようとするもんだと言いながら秀吉を肯定的に書いた小説は少なくないし『妖説太閤記』は秀吉を悪人に書いたピカレスクロマンものだけど最後の秀吉没後の家康の述懐を読めば単に秀吉が悪いだけの小説としては書いてないでしょう -
>79
牟田口廉也よりも花谷正のほうが
よっぽど惨いよね -
まあ有名な話だけど関西出身なんで侍文化とは距離感があったといわれてるな
基本的に実務型で結果を残した人間は書くの得意だったと思うけど仮に三國志の劉備を書くことになったとしたら苦労しただろうし本人も書く意欲湧いて来なかったと思う -
諸葛亮を不思議な人みたいに言ってたのちょっと笑った
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中国史は一作書いて向いてないと判断したんかな
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>>82
劉備は劉邦と同じ感じで書けばいいんじゃないの? -
陳寿が蜀書孔明を臨機応変の軍略が苦手だったんだろーかって書いた部分に
あんなふわっとした王朝をあそこまで延命させただけですげーだろ酷じゃね?
みたいに反論してたのだけは覚えてる -
>>84
初期は「ペルシアの幻術師」や「(漢字が出てこない)ゴビの匈奴」「兜率天の巡礼」などを書いているからユーラシア大陸や北方民族やモンゴルは大好きなんだけど中国本土の歴史はそれほど興味無かったんじゃないかなあ
文化大革命も最初は賛成してたけど孔子を徹底的に弾圧してるで反対派に転向した -
>>88
竜馬は抜群の人気じゃん -
翔ぶが如くは川路、桐野、西郷、大久保、宮崎と書きたい人物全部失敗してるからな
一番よくかけてたのは山縣じゃないかってレベル -
大江健三郎は司馬遼太郎の最高傑作は翔ぶが如くと述べてたな
柄谷行人は昔は司馬作品読んでたけど思うところあって読むの止めたと80年代に述べてた -
西南戦争勃発後の戦記部分だけ見るなら秀逸
日露モノと違ってバイアスかかってないし虚偽も少ない -
>>91
思うところあってって何だろう? 気になる。 -
俺にはあんまり合わなくて読むのをやめた司馬だが、あと一冊読むなら何がいい? それでダメだったら司馬の面白さが分からないということで、以後もう読まない。竜馬、義経、歳月、エッセイだとこの国のかたち、街道を行くの何冊か、あたりは読んだ。
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>>94
ひとびとの跫音 -
>>95
ありがと。これで面白くなかったら、司馬は自分には合わないと最終結論を出す。 -
>>95
ようは歴史的に有名な人物や事件を書かすと、例の司馬史観とか事実の捩じ曲げが目立つようになるから、無名の人物の方がいいという事かな? -
ぬやまひろし
とかいう共産党員をあの司馬が主人公に据えたってのが見どころ -
>>98
分かった。珍しい作品だな。 -
『新撰組血風録』の山崎丞の先祖が忠臣蔵の奥野将監だったは歴史結構勉強してたつもりだけど全く知らなかった
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