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「シングルイシュー政党のまねはしない」立民の多難 [きつねうどん★]
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政治ジャーナリストの青山和弘が政党や各界の論客をゲストに招き、日本の政治を深掘りする「青山和弘の政治の見方」。今回はゲストに立憲民主党 幹事長の小川淳也・衆議院議員を迎え、SNS時代における政党運営の舵取りや今有権者に訴えるべきことについて、じっくり聞いた。
※記事の内容は東洋経済の解説動画シリーズ「青山和弘の政治の見方」の下記の動画から一部を抜粋したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。
――このところエッジの効いたシングルイシューを前面に打ち出す政党が目立ちます。SNSやYouTubeの時代、そういう政党は一定のセグメントの人に刺さって、人気を博す。一方で“大陸型”の政党はどんどん毀損されていく。そういう恐れはありませんか?
【動画を見る】支持率低下する立憲の悲哀/シングルイシューの是非/足並みそろわぬ野党/コメの価格高騰の原因/“参院選後”の大連立/ポピュリズムの台頭【青山和弘の政治の見方(小川淳也)】
SNSによって世論が細分化され、右にしろ左にしろ、世論は過激な方向に行きがちになりました。落ち着いた民主制、落ち着いた政権交代とは、ちょっと距離ができていく可能性があるとは思います。
ただ立憲民主党としてどうするかというと、ほかの党のまねごとをしてシングルイシューでやろうという話はありません。
私はよく今の日本を人体に例えるんですが、あちこちに大変な生活習慣病、慢性疾患を抱えている状態だと思います。人口減少や高齢化、社会保障の問題に財政赤字、食料やエネルギーは大半が輸入頼み……。ちょっと挙げただけでもものすごい数の構造問題があります。
そんな慢性疾患だらけの人体が、当座の円安と物価高と賃金の不上昇で大ケガ・大出血をしているのが直近の状況です。目の前で血を流している患者に、「生活改善から始めましょう」とは言いませんよね。まずは止血と応急措置。減税なのか給付なのか、あるいはそのミックスなのか。目の前ではそういうことが必要になります。
ただ、これをいくらやっても体質改善にはつながりません。抱え続けた構造問題を抜本的にどう改革していくのか。短期と中長期、この2つのメッセージをちゃんと出せて初めて野党第一党だというのが私の持論です。現実にはなかなか、(その体現に向けて)悶絶しているところもありますが。
メッセージやコンセプトの「シンプル化」は必要
――その点は理解できますが、有権者に理解してもらうことを考えれば、たくさんある課題にしっかり優先順位をつけて「立憲民主党はまずこれをやるんだ」というのを明確に訴えていかないと、一点突破型の政党には勝てない状況になりつつあるのではないですか。
その指摘はおっしゃる通りだと思います。それは現状、わが党にそれだけの太いメッセージ、根幹となるメッセージがまだまだ不十分であるということの裏返しでもあると。
まだ生煮えですが、例えば先日立憲民主党・政務調査会長の重徳(和彦)さんが国会の代表質問に立った際には、各班いろいろあるものを1つのメッセージに束ねられないかということで、「失われた30年に終止符を打つ」という言い方をしました。
私なりに思っているのは、日本はまだ右肩上がりの幻想に支配されているところがあるので、社会の持続可能性を回復していく方向にコンセプトを切り替えるべきだと思っています。
何にせよ、メッセージやコンセプトを統合してシンプルにすべきというのはそうかもしれません。が、政策課題のシングルイシューに落とし込んだところで日本の構造問題は解決しません。
つづき
https://toyokeizai.net/articles/-/866937 - コメントを投稿する
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