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ニュー速VIP
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こんな時間なので俺が唯一経験したガチで怖い話を書いていこうと思う
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それなりに長くなるので注意
立ったら書く - コメントを投稿する
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期待
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-完-
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よし立ったな
では書いていく
今からだいたい1年半前の事だった
場所が遠くいちいち登校が面倒になったので夏を期に高校を中退した俺は家で爪弾きにされ、「出て行かされたくなきゃせめてバイトしろ」と言われた
なのでとりあえずそれなりに稼げて重労働にはならない施設警備員になる事にした -
終
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fin
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面接は形式的にといった感じで、当然学歴も気にされず動機も「正直に言ってね」と言われたので「勘当されそうだったんで選びました」とバカ正直に言ったら受かった
実際ここではそれなりに当たり障りない事を言うべきだったのだろうが、当時俺はアホだったんでそのまま言ってしまった
いやまあ今もアホかもしれんけど -
若干滑ったな
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ただそれくらいザルなだけあってやってる連中もおっさんかDQN崩れの奴だけだった
俺の様な陰キャ風味な奴はいなかった
それなりに話す様になったおっさん曰く一応過去に俺の様な陰キャ臭い奴も居たには居た様だった
まあそれはともかく講習を終えた俺は早速現場を決定された
ちょっと大きめのデパートだった -
まず俺は巡回業務を任された
4〜6階フロアの全域をただぐるぐるぐるぐる回るだけ
もう1人、金髪の若いのもペースは違えどペアでやっていた
俺が4階に居たらそいつは6階に居る様に対の間隔で担当していたという事だ -
警備員って18歳未満だとなれないよ
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>>11
先に年齢を聞いとかないと -
>>12
高校中退すぐに始めたって書いてあるけど -
wwwwwwwwww
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>>11
高校中退が20歳とかなんだろ(適当 -
志村ってフジファブリックのボーカルの志村か?
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初日は志村と俺は普通に巡回を終え先輩方と交代、休憩室で仲良くなって少し駄弁ったりしながら次の自分達の担当を待った
志村はオタク系には詳しくなかったが刃牙やワンピの様なメジャーな作品は知っていたので互いにその話で盛り上がった記憶がある
とはいえ数時間経つと互いにスマホいじって動画見たりソシャゲいじったりする様になっていた
そしてドアが開けられ、先輩達が交代を告げてきた
俺たちはすぐさま席を立ち巡回を再開した -
謎のフロア期待
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仕事が終わる時間になると現場リーダーの人からLINEが来て帰投する様に言われた
業務が終わればわざわざ階段なんか使う必要がないので、6階に居たのもありエレベーターに乗った
いきなりだがここから俺は恐怖の片鱗を味わった -
>>20
ここでは先輩もいた? -
ID変わりましたが>>1です
ちょっと疲れてきたので寝ますね -
wktk
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>>19
ごめんなんか被ってたわ
書いてる時に一緒になっちゃったのかな
深夜だから許してね
俺は当然の様に1階を押す
すると確かにボタンを押した筈なのに光が付かない
「は?動作不良か?」とか考えたと思う
取り敢えずもう1回押した
付かない
その後さらに複数回押したが一向に付く気配はなかった -
>>22
おやすみー -
>>21
一緒には乗らなかった -
別の階を押しても何故かダメだった
俺はしょうがないから降りて向かおうとした
動かないなら時間潰すだけだしさっさと招集に従わないと怒られそうだったしな
が、開くボタン押しても反応無し -
ほんで?
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この時ばかりは焦った
先述の通り初日にヘマやったらヤバい!早く行かないと怒られる!って気持ちもあったが何よりはまさか、監禁状態になったのか?という気持ちが心内にあったからだ
俺は一瞬緊急通話ボタンを押そうかと逡巡したが、それから唐突にエレベーターがガコン!という音をして動く -
ビクッとなった
え?え?と動揺したが4階に止まってドアが開かれると、そこには普通のおばさんと腰の曲がった婆さんが居た
当然心霊要素は一切無し、本当に普通のおばさんと婆さん
俺は今あった事についてなんだったのか理解しようとしたが、仕事で疲れていた事、動作不良の延長だったのでは?という思い至りからすぐ考えるのをやめた -
帰りは先輩のおっさんたちに仕事どうだった?慣れた?と質問責めに遭いながらも普通に帰宅
親父や姉貴も仕事の様子を聞いてきたのでまあぼちぼちと答えてそのまま風呂へ
この時は何も起こらず、また先程起こった事も完全に忘れ湯に浸かり終わると歯を磨いてそのまま就寝した -
翌日も同じデパートに行った
初めに講習で現場は日程日程で変わる事があると言われたがどうやら俺は新人なのもあって固定らしい
志村も一緒だった
そして会って早々、志村がとんでもない事を口走った -
それより真夏の夜、俺の後ろ肩に謎の固形物が張り付いてたって言う
怖い話を聞いてくれないか? -
「佐藤(俺)さぁ、聞いてくんね? 昨日俺エレベーター乗ったらさ、なんか1分かそこら止まってやんの! あそこ欠陥工事でもしてんじゃね??」
思わず声が出た
うっそ!?と言った覚えがある
その言葉に志村はえっと声を漏らしていたのも記憶にある -
俺はすぐに昨日同じ事が起こったと志村に言った
もちろんこの時点では俺も志村も心霊現象に結びつけていない
よってその方向性も困惑というよりかは偶然の一致にテンションを上げていた様なそれだった
巡回を終えて休憩に入ってもこの話は続き「お互い不思議な体験するもんだなぁ」という話になっていたと思う -
読んで欲しいならぽゆぽんとはれや
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ぽんぽんとな
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再び仕事が終わりまたエレベーターで帰るかぁ、となった
昼間にちょくちょく見た感じでは別にトラブルとかも起きてなかった様だし今度は利用しても別に変にならんだろと思った訳だ
そして今回はたまたま5階でぶつかった志村と駄弁りながら下に行こうとした
つかあれは志村がわざと仲の良くなった俺と話す時間がほしくて降りてきた気もする
ともかく内部に入り俺が1階ボタンを押した -
眠いから志村が身代わりになってくれるシーンまで進んだら起こして
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光が付かない
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また付かなかった訳だ
俺はこうなると少し背筋が凍る思いになった
志村はアホ面で「あんだ?はよ押せよ」と言ってきた
俺は志村に一階ボタンを押す様に誘導した -
志村は????という顔になりながらも押した
光は付かない
志村は「え、えっ!?」とか言いながら連打を繰り返した -
長い3行で
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全く反応もなく、エレベーターも動く事はなかった
暫くして一部エレベーター特有の空気清浄機?だかエアコンだかの様な空気を出すアレが止まる
完全に動きがないからだと思うが、それが更に俺と志村の心理状態を変にさせていた
互いに話さずとも前日のアレだと理解していたと思う
俺は確かその時にiPhoneを開こうとしていた -
てんぽわりーぞ
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エレベーターの動作不良なんて大事件じゃないか
ちゃんと隊長に報告した? -
エレベーター内でも電波アンテナが1本くらいは立つ時もあると思う
ただ何秒何十秒待てどもアンテナは立たない
それを志村に伝えると尚更志村は焦っていく
もちろん俺も焦っていた -
>>46
後で報告する形となります -
はやくしろ
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>>48
そんなんええからはよせーや -
俺ビビリだからこの程度でもう眠れなくなっちまったよ
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志村も全階のボタンを押した様だがどれも反応しなかった
というかまた同じ事をやって無駄だったのを俺も認識している
他の人が普通に使えていたっぽいのは遠目ながらもお互い視認済みだった
それを口頭で相互確認しながら俺はようやくここで本格的に思い、口に出した
「これ、幽霊とかそういうんじゃないの……?」 -
もう明日見るわ
おやすみ -
俺がそう言うと志村も俺も2人とも暫く沈黙
がすぐに志村が顔を歪め「いやいやいやいや勘弁してくれよぉ………」と言いながら蹲った
俺は志村がそうしている間に一縷の希望を以てLINE通話を試した
確か母親と親父にも連絡した
反応は無かった -
おせーな
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その事実を知ると俺は覚悟を決めて「あと3分したら緊急通話ボタン押そう」と志村に言った
志村は憔悴しかけた様なクッソ情けない顔で「うん……」と言った
金髪のくせにビビり屋だなと思ったが向こうも俺の顔見てだっせえとか思ってたのかもしれない
そしてもうそろそろ押すか……? というギリギリのところだった -
幽霊か
なら平気だ -
ガコン!と大きな振動を感じた瞬間の事だった
急にエレベーターが動き出して俺と志村は狼狽した
だがそれ以上に俺の胸中に在ったのは安堵だった
志村も恐らくそうだと思う
エレベーターを出た瞬間2人で現場リーダーのところへ超スピードで駆け込んだ
開口一番に待っていたのは現場リーダーの不満げな「遅いよキミらー?」だった -
俺としては先にエレベーターの事を話したかったし証拠とか言われたらLINE通話したのがそれです履歴確認して下さいとか色々頭に浮かんでいたがまず先に説教されたのでなかなか言い出せなかった
ちなみにその時先輩方が遠目に笑っていた気がするがぶっちゃけそれが気にならないくらい興奮していた
が現場リーダーの人がうんぬんかんぬん言ってる中志村が「あの、聞いてください!」と声を張って言った -
ここで新キャラ中志村登場
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現場リーダーも「えっなに……?」と戸惑い気味に訊き返した
志村もよほどさっき起こった事を言いたかったのか凄い勢いでエレベーターでの一件を捲し立てた
また俺と志村が前日に経験した事も併せて言っていて俺は途中途中証言を行っていた
現場リーダーも最初ははあ?という顔をしていたが最後まで聞くとふーん?くらいの顔にはなっていた -
そこで明日現場リーダーが仕事始めに「キミらと一緒に乗ったるよ」と言った
その程度なら仕事の範囲だしとか言っていた気がするがむちゃくちゃ舐めた顔だったので実際舐めてたんだろうと思う
というか俺たちの言ってる事を半ば嘘だと思っている様な感じだった
必死さ度合いで分かるもんだと思うが……
まあ当時はそんな事も考えず取り敢えず帰宅という形に -
家では無論何も無し
いつも通りのルーチンをこなして普通に寝た
とはいえ怖くて若干眠れなかったのはあった -
次の日にリーダーが俺と志村を呼んだ
宣言通り試してやるよという事だった
俺は初日のおばさん達の事もあるし本来ここで「他人が介入すると意味ないんじゃないか?」と思うべきだったんだろうが、ビビっていてそこまで脳が回っていなかった
そして何よりそんなのは杞憂だった -
ちなみに現場リーダーの名前はいかりや
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俺と志村は黙りながらエレベーター内に入る
その次リーダーが入る
3人だけになったエレベーター内で志村が恐る恐るボタンを押そうとする
ボタンは点灯しなかった -
>>65
本田です -
いいや違うねいかりやだね
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リーダーが顔を顰める
オメーわざとやってんだろ?と非難の目だった
志村は首を振ってリーダーに試す様に言った -
リーダーは本気で胡散臭いものを見る様な目で志村を見ていたが、自分で押した瞬間、何も点かないのを見て顔色を変えた
ほらね?ほらね??と志村はジェスチャーで示しながら言った
リーダーは無言でボタンを連打するが光の点く気配はゼロ
長押しや力強く押すなどのアプローチも行なっていたが無駄だった -
なるほど
警備員が巡回をサボったせいで施設内で死んだ霊の仕業ってことか -
リーダーはマジ顔になって俺がやった様にスマホで色々やるもこれまた無駄
俺もその間押したり親への電話でスマホ耳に当てたりしていたがノーリアクション
志村も似た様な事をやって似た様な結果だったと思われる
リーダーはそれまでと打って変わった声音で「どうする?」と聞いてきた
俺が昨日言った様に「少し経ったら緊急通話押しませんか?」と言ったら分かった、と頷いた -
がそれからまもなく、10秒も無かったと思う、そこでエレベーターが再度動き出した
瞬間俺と志村とリーダーは顔を見合わせる
だがそれは安心の意味ではなかった(少なくとも俺は)
妙に遅い動き出しに、不気味なほどゆっくりとした移動だったから -
社長は荒井
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はようせんね!
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いよっ小説家の卵
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そしてそれを裏付けるかの様に、チラリと見えた斜め上の階数表示が未だに変わらなかった
もうそれなりに動いている筈なのにだ
俺は声が出せなかった
心臓が異常にバクバクして声を吐ける状態じゃなかったから -
いいや山下だね
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いや、大原だ
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階数表示が変わらないままエレベーターが下がっていく
ゆっくりゆっくり
志村やリーダーが俺と同じ様に気づいていたのかは分からない
隣を見ていなかったし見る余裕もなかった
ただどっちも声は出ていなかったのは確かだった -
揺れが突然止まる
俺は黙ったままエレベーターの動向を注視していた
開閉ドアが開いた -
その先は、真っ暗だった
正確には黒一面とかではなく、ワンフロアの造形っぽさはあるが、電気の点いていない感じというか………
夜といっても警備員やスタッフが居るのだから真っ暗にするのはおかしい
ただただ不気味だった -
3人とも依然と声を発さないまま、そのフロアで止まっていた
全く動こうとしなかった
ただ少しして、何かが闇で動いた気がした
恐らくリーダーもそれが見えたんだと思う、俺とリーダーの2人が体をビクッと震わせた
それにビビッて志村がこっちを向いたのまでは分かった -
リーダーが反射的に閉めるボタンを押した
すると闇の中の何かがコッコッコッコッと早歩きで近付いてきた
俺は最大限に顔を歪めながらドアが閉まるのを待った -
そしてドアがもう閉まるかと言う時
俺はその闇の中の正体をチラリと見た
見えてしまった -
『momoチャレンジ』って知ってるか?
実際は相蘇氏作の芸術品なんだが、その作品にして“momo”と題されるもの自体がめちゃくちゃ気持ち悪いんだよ
ある種生理的嫌悪感すら感じる層も居ると思う
気になる人は検索してくれ、マジで閲覧注意
だが殆どまんまアレだった -
人間とは思えないギョロリとした魚の様な目、頬まで裂け目の広がる口、酷く未発達な鼻、ガリガリに痩せ細った顔
そんな化け物みたいのが4、5歩でドア内に入るかというところまで迫っていた
心臓の爆音に合わせて視界が揺れまくった
女の姿形は見えるのにそれ以外の景色がブルブル震えているかの様だった -
けれど、間一髪でドアは閉まった
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>>86
ここまで読んで宣伝が来たと思ったわww -
今度は志村もちゃんと見えたんだと思う
俺達3人はエレベーターの壁に背を預けて、タイミングは違えどそのままずるりと地に尻餅を付く形になった
エレベーターはそれからも止まったまんまだった
だがどれくらい経ったか忘れたが、結構すぐにガコン!という音がして再び作動を開始したと思う -
俺はもうこの音がすれば安心なのを分かっていたのかもしれない
心の何処かで未知への警戒心が一気に消え失せた
次にドアが開いてデパートの光が差し込んでから、俺達は普通にエレベーターを降りて、外へ出た
その後はリーダーが無表情で「志村くんと佐藤くん、今回先休憩しよっか?」と言って俺達が頷いて終わった -
その日の業務終わりには階段を使った
異常はなかった -
普通に怖くてももチャレンジとやらの検索さえ出来ん
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翌日も俺は同じデパートへ向かった
志村もリーダーも居た
3人とも不思議と先日の事については話さなかった
ただ、3人の間でこれだけは暗黙の了解になった
「エレベーターには、どんな事があっても乗らない」 -
それからそのエレベーターについては全く知らない
利用してないからというのもあるが、曰くがあるのかとか調べもしなかった
監視カメラとかの映像もどうなってんのかなとか考えない
もう触れてはいけない様な気がする
元々オカルト否定派ではなかったけれども、この件で完全な肯定派に回らざるを得なくなった -
この話を5chで言うのはこれが初めてになる
元々オカ板とかでエレベーターの怪奇現象とかは幾多もの話が発生してるが、まさか自分が遭うとは思わなかった
お前らもエレベーターには気をつけろよ
俺はこの時までエレベーターに乗っても当然ながら全く変な事なかった
でもこの日以降何があるか分かんねーから1回も乗ってない
良いか
こういうのは急に来るぞ
マジで気を付けろよ -
終わり
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バイトはまだやってるの?
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これオカ板に持ってくとか怖い話投稿サイトに投稿するとかしたら?
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