-
法律勉強相談
-
小沢代表秘書不当逮捕・東京地検の専横について
-
UPLIFTで広告なしで体験しましょう!快適な閲覧ライフをお約束します!
天下りした「薬害エイズ」官僚
実は、不明な年金記録問題に関して、厚生省の天下りキャリア官僚の無責任ぶりを象徴する事実が、
マスメディアではほとんど報じられていない。
それは年金記録の大半が電算化された1985年、各都道府県の年金担当者宛に、原本である手書き台帳
の破棄が通知されていた事実であり、これを命じた当時の社保庁長官は、厚生省薬務局長時代に、「薬害エイズ」
問題でその不作為を厳しく批判された人物であるという事実である。
不明年金記録の大半が、70年代後半から始まった電算化の過程で生じた入力ミスと見られているが、原本となる台帳が
保管されていれば、時間と手間はかかるとしても、再照合と訂正も可能だったろう。
ところが厚生省のキャリア官僚・正木馨が社保庁長官に天下りした直後の85年9月、この原本となる手書き台帳の破棄が、
全国に通知されたのである。こうして「宙に浮いた年金記録」は、照合と訂正がまったく不可能になってしまったのだ。
そしてこの正木馨こそは、刑事事件にまで発展した「薬害エイズ」事件で厳しく批判された厚生省薬務局長(当時)として、
血友病患者団体による「HIV感染の危険のない加熱製剤の早期供給」の要望に背を向け、薬害エイズの拡大を招いた
非加熱製剤の輸入継続を容認した張本人に他ならない。
そればかりではない。正木の前任長官である持永和見・元自民党衆院議員も、同じ薬務局長時代、輸入非加熱製剤の
供給元として刑事責任を問われた製薬会社・旧ミドリ十字との「密接な関係」を指摘され、非加熱製剤の危険性を
知りながら放置したのではないかと批判を受けた人物。
↑今すぐ読める無料コミック大量配信中!↑