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創作文芸
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【芥川賞候補作】北条裕子「美しい顔」検証スレ-2-
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前スレ
【芥川賞候補作】北条裕子「美しい顔」検証スレ
https://mevius.5ch.n....cgi/bun/1530667452/
関連スレ
※一般書籍板
【芥川賞候補作】北条裕子「美しい顔」検証スレ-5-
https://mevius.5ch.n...gi/books/1532094290/
芥川賞候補作】北条裕子「美しい顔」検証スレ-4-
http://mevius.5ch.ne...gi/books/1531918536/
【芥川賞候補作】北条裕子「美しい顔」検証スレ-3-
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【芥川賞候補作】北条裕子「美しい顔」検証スレ-2-
https://mevius.5ch.n...gi/books/1531376452/
【芥川賞候補作】北条裕子「美しい顔」検証スレ
https://mevius.5ch.n...cgi/books/1530761564
芥川賞・直木賞 文学賞受賞作予想スレ19
https://mevius.5ch.n...gi/books/1507284895/
芥川賞・直木賞 文学賞受賞作予想スレ20
https://mevius.5ch.n...gi/books/1530523930/
芥川賞・直木賞 文学賞受賞作予想スレ21
https://mevius.5ch.n...gi/books/1530713546/
芥川賞・直木賞 文学賞受賞作予想スレ22
https://mevius.5ch.n...gi/books/1530861177/
芥川賞・直木賞 文学賞受賞作予想スレ23
https://mevius.5ch.n...gi/books/1530954427/
芥川賞・直木賞 文学賞受賞作予想スレ24
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■北条裕子「美しい顔」 書評
https://anond.hatelabo.jp/20180707200309
高橋源一郎(小説家)
「この作品で、作者は、それがどんな過酷な体験であったかを、まるでドキュメンタリーのように詳細に描いてゆく。ここまで真正面からストレートに『あの日』を描いたフィクションはなかったように思う」
辻原登(小説家)
「これほどの天災を語る時、かつては必らず誰もが『神』について考え、祈ったり呪ったりしたはずが、なぜ登場しないのか。この作品の優れて批評的な部分は、それを『マス・メディア』に置き換えて語っているからだ。『神』は横倒しになっている」
野崎歓(フランス文学者)
「読み始めるやすぐに、これは並はずれた作品と出会ってしまったのではないかという気持ちにとらわれたのだが、その感覚は読み進めるうちに強まる一方だった。激しく胸を揺すぶられ、ときに唸り声などもらしながら夢中で読み終えた」
「作品の全体が緊迫感にあふれ、たまらないほどの悲しみに覆われている。しかも文章には勢いがあり、いきいきとした躍動があって、平板に陥ることがない」
「ひょっとして実際の災害とは無縁の作者によるものだとしたら、それはまたこの小説の驚嘆すべき点」
「破格の筆力によって、日本のみならず世界に向かって発信されるべき作品が生まれ出た
「驚くべき才能の登場に興奮が収まらない」 -
佐々木敦(評論家)
「これはちょっと相当に凄い小説である。力作と書いたが、まさに言葉に宿る「力」が尋常ではない」
「作者は一歩も後ずさりをしようとはせず、逃げていない。こういうことはめったに出来ることではない」
「これは本物の小説である」
「しかも、作者は実は被災者ではないのだ。しかし、それでも彼女はこの小説を書いたのだし、書けたのだ。」
田中和生(評論家)
(これまでの震災作品は)「震災が起きたという事実を『反映』しているだけで、本質的なところで表現しているとは言えなかった」
「ついに2011年に起きた東日本大震災を『表現』する作品が登場したと言っていい」
日比嘉高(近代日本文学研究者)
「過酷な現実に対応せざるをえない未成熟な自己の、その痛ましくも力強い格闘の記録であり、成長の物語である。私は昼飯のパンをかじりながら読み、落涙したよ」
「ポスト震災の文学を論じていく際には外せない作品として、今後広く長く参照されることになるでしょう。文学研究者として断言します」 -
石井光太著『遺体――震災、津波の果てに』(新潮社)との比較(1/2)
■美しい顔
それぞれのリストには番号がつけられていて、その横に名前、身長、体重、所持品、手術跡といったことが書いてある。今現在でわかっている限りの情報だという。
■遺体
紙にそれぞれの遺体につけられた番号が記されており、その横に名前、性別、身長、体重、所持品、手術痕などわかっている限りの情報が書かれているのだ。
□美しい顔
「今日までに見つかっている遺体はこれがすべてです。お母さんと思われる特徴の番号があれば、みんなここに」
彼は小さな紙切れと鉛筆を手渡した。
「あとで実際に目で見て確認していただきますから」
壁の遺体リストに記載されている特徴にはかなりの違いがあった。すでに身元が特定され住所や勤め先の会社名まで記してある番号もあれば、
〈性別不明〉〈所持品、衣服なし〉としか情報が載っていないものもある。〈年齢三十歳〜六十歳〉とものすごい幅のあるものもある。
□遺体
「今日までに見つかっている遺体はこれがすべてです。ご家族と思われる特徴のある方がいれば何体でもいいので番号を控えて教えてください。実際に目で見て確認していただきます」
家族たちが食い入るように見つめる。死亡者リストに記載されている特徴にはかなりの違いがあった。すでに名前や住所まで明らかになっているものもあれば、
波の勢いにもまれて傷んでしまっているために「年齢二十歳〜四十歳」「性別不明」「衣服なし」としか情報が載っていないものもある。 -
石井公太著『遺体――震災、津波の果てに』(新潮社)との比較(2/2)
■美しい顔
隙間なく敷かれたブルーシートには百体くらいはあるだろう遺体が整列していて私たちはその隙間を歩いた。すべてが大きなミノ虫みたいになってごろごろしているのだけれどもすべてがピタっと静止して一列にきれいに並んでいる。
■遺体
床に敷かれたブルーシートには、二十体以上の遺体が蓑虫のように毛布にくるまれ一列に並んでいた。
□美しい顔
大きなビニール袋をかかえてすれ違う警察官からうっすらと潮と下水のまじった悪臭が流れてくる。
□遺体
遺体からこぼれ落ちた砂が足元に散乱して、うっすらと潮と下水のまじった悪臭が漂う。
■美しい顔
その中心にいる白衣の医師は県警からの特別な検視官だろうと思っていたのによく見れば幼少時代から世話になっている顔なじみの町医者であった。
■遺体
よく見ると、その医師は県警から派遣された専門医ではなく、近所で古くから開業している医院の院長だった。
□美しい顔
あちらこちらで毛布の隅や納体袋のチャックから、ねじれたいくつかの手足が突きだしていた。
□遺体
毛布の端や、納体袋のチャックからねじれたいくつかの手足が突き出している。 -
『3.11 慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』金菱清 編(新曜社) との比較(1/4)
P.93
二日目、体育館の入り口に壁新聞が貼られました。新聞の内容は私達が聞いているウワサと、大体同じ内容でしたが(略)
何の情報もないので信じるしかなく(略)
四日目、やはりこの日も救援に来る人は誰もなく、どこかの人が好意で少ない食料を分けてくれるぐらいでした。
(略)
石巻は宮城で二番目に大きな町なのに、ラジオから聞こえてくるニュースは他の地区の被害ばかりで、
私たちの状況がこんなに大変なのに何の報道もされない事に憤りを感じていました。
そんな所へ腕に新聞社の腕章をつけカメラを持った人が体育館に現れたのです。
友人は写真を撮ることに怒っていましたが、私は、私達の状況を早くみんなに知らせて助けに来て欲しいと思いました。
しかし少し時間が経つと今度は、私達には何の情報もないのに取材されて、私達にも情報を得る権利がある、
そんなふうに思えてきて思わず記者に声を掛けたのです。
「私達は何の情報もないのです。何故助けが来ないのか?古い新聞でも良いので体育館へ届けて欲しい」。
すると記者は「私達では判断できませんが、上の者と相談します」と言い残し体育館を去りました。
『美しい顔』 P.25〜26
五日間、本当にどこからも救助はこなかった。一切の情報もなかった。他の地域のことも噂としてしか入ってこない。
ラジオもこの地域のことは何も言わない。
(略)
そんなときだった。
この体育館に、東京のテレビ局の腕章をつけた人がカメラを持って現れたのだ。
それが、すべてのはじまりだった。
外部の人がはじめて入ってきた、これでようやく情報がもらえる。そう思って私たちは飛びついた。
するとマイクをあてがわれたのは私たちのほうだった。
しかし、私たちには、悔しいとか屈辱的だとか、そんなぜいたくな気持ちを抱いている暇などなかったのだ。
被災者こそがまず真っ先に情報を得る権利があるんだなどということを偉そうに言ってる暇はこれっぽっちもなかったのだ。
命がどうなるかということを前にして人間としての尊厳などそんなものにこだわる暇はこれっぽっちもなかったのだ。 -
『3.11 慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』金菱清 編(新曜社) との比較(2/4)
「3.11慟哭の記録」 p20
「お父さん見つからないの?」「お母さん見てないよ」「お父さんが避難していたらすぐわかると思うけど、見かけないよ」という情報ばかりだった。
私の父は数年前まで町内で自営業を営んでいて、私たちが小さい頃はPTAやら、体育協会などで活動していたので、町の人たちには顔なじみの父だった。
「お父さんが避難所にいたら率先して働いてくれると思うから絶対わかるけど、見かけないよ」
「美しい顔」 p15
「お母さん?この避難所にはいないはずだよ。キョウカさんがもしいれば誰よりも働いてくれるだろうからすぐにわかると思うけど」
(中略)
看護師をやりながら日頃から町内会やPTA、福祉関係のボランティアに走り回り、いつも他人のために尽くしてきた母を、みな、いればすぐわかるはずだと言った。
「3.11慟哭の記録」p.111
その日の帰りに近くのドラッグストアに盗みに入った。誰かが裏口のドアの鍵を壊したのだろう。
たくさんの人が店内から使えそうな物を持ってきていた。私も入った。
この震災で私は、普段当たり前のように金を出せば手に入る物が買えなくなる恐怖、つまり物がただなくなっていく恐怖、飢餓への恐怖を嫌というほど思い知らされた。
だからこの時も、ただ「生きたい」という感情のみで動いてたと思う。悪いことをしていると考えないようにしていた。
「美しい顔」P.51
店とはいえ他人の家なのにみんなどんどん入っていく。それが盗みだ、ということに私は気付かなかった。いや気付いていたのかもしれない。
でも悪いことだとは思わなかった。
(略)
私はそれを、悪いことだとは感じていなかった。なぜだろう。なぜだったろう。そのときにはわからなかった。でも今になってようやくわかる。
それは、単に、生きようとすることが良いことだからだ。盗むことを迷いもしなかったのは、生きることに迷いもしなかったからだ。 -
『3.11 慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』金菱清 編(新曜社) との比較(3/4)
■3.11 慟哭の記録 P.90
するとその中の人が「波が見える」と言い始めました。私も見たのですが、雪が降っていて空が暗く、海の境と空の境がよく見えなかったのですが、白い煙のようなものが見えたのです。
(中略)
すると間もなく「シャバ、シャバ、シャバ」と音が聞こえてきました。絶え間なく聞こえてくるのですが、とても静かなのです。
■美しい顔 P.18
それは空の暗い日だった。
朝から時折雪がはらはらと舞ってきていた。
最初に誰かが波が見えると言った時、私には何も見えなかった。何回か海の方を見たけれど、海の境と空の境がよくわからなかった。とても静かだった。
□3.11慟哭の記録 P.93
そろそろ一度も家に帰らずにいるのも限界が近づいてきていて、私の職場の人も一人、二人と、水がまだ胸まである中、
矢本まで徒歩で帰りました。市内が全部冠水しているので、一度濡れたら着替えもないし、泥を流すこともできないので、
体育館へ戻ることはしないで、絶対に家までたどりつく決心で出発して行きました。後で聞いたら、下が見えないので、
側溝のふたが水圧で外れていたのがわからずに落ちてしまい、危なく溺れる寸前だったり、何かを踏んで足の裏を切ったりしたそうです。
□美しい顔 P.25
そろそろ一度も自宅に帰らずにいるのも限界と行って無理やり出ていく人がある。だけど遠くまで行けば胸まで泥水に浸かることになる。
着替えはない。泥を落とす水もない。つまり行けばもう戻ってこられない。家も残っているのかはわからない。
道は泥水で底が見えずマンホールのふたも空いてるという。それでも自宅へ向かう人がいる。行った人の安否はわからない。
■3.11慟哭の記録 P.92
なぜ警察も、自衛隊も助けに来てくれないのか、日本はどうなってしまったんだろうと思いました。
■美しい顔P.25
なぜ警察も自衛隊も助けに来てくれない。日本はどうなってしまったんだ。 -
『3.11 慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震』金菱清 編(新曜社) との比較(4/4)
■3.11慟哭の記録 P.25
父が見つかってから町の係の方に「ご遺体をどういたしますか?」と尋ねられた。(略)
そんな私の気持ちを察したのか、係の人が現状を話してくれた。
県外の火葬場しか稼働していないこと。その火葬場も大変混んでいて、いつまで待てばいいのかもわからないこと、
町では仮土葬の方針であること……「仮土葬」……うちの両親たちをそんなことにさせてたまるか!土に葬るのだ。(略)
自宅に戻ってから仮土葬以外の方法を探した。何の知識も伝もないのでインターネットで調べた葬儀社を紹介してくれる企業に電話で相談してみた。
■美しい顔 P.34
近所のおばさんが「仮埋葬になるかもしれないっていうのよ。火葬場がぜんぜん動かないって。めども立たないんだって。
だけど自分の子どもを土に埋めて砂をかけろっていうの。私は埋葬なんて絶対にいや。絶対にいやなのよ。だから今何か方法がないか探しているのよ」と言ってるの
■3.11慟哭の記録 p.207〜208
「溺死して時間が経つと親でも見分けがつかない場合がある」という言葉を思い出しながら、
一体一体確認しましたが、私には息子を確認できませんでした。
(略)
太白清月記に安置されて三日くらい経ったと思いますが、溺死で顔がパンパンに膨れ、
まるで別人のようだった息子の顔が生前の顔に戻ったのです。
■美しい顔 p.47
溺死して時間が経つと顔がぱんぱんに腫れて親でも見分けがつかなくなると聞いていたが
まさにその通りの遺体を見てきた。 -
関連記事
【講談社プレスリリース】
群像新人文学賞「美しい顔」関連報道について
及び当該作品全文無料公開のお知らせ (2018.07.03)
http://www.kodansha....018/180703_gunzo.pdf
「美しい顔」に関する経緯のご説明 (2018.07.06)
http://www.kodansha....018/180706_Gunzo.pdf
群像新人文学賞「美しい顔」作者・北条裕子氏のコメント(2018.7.9)
http://www.kodansha....09_gunzo_comment.pdf
【新潮社】
「群像」8月号、『美しい顔』に関する告知文掲載に関して(2018.07.06)
http://www.shinchosh...p/news/article/1317/
【新曜社】
東北学院大学 金菱 清 「美しい顔」(群像6月号)についてのコメント
http://shin-yo-sha.c...18/07/post-3546.html
芥川賞候補「美しい顔」は「彼らの言葉を奪った」 被災者手記・編者の思い
https://news.yahoo.c...u/20180707-00088468/
【東京大学出版会】「美しい顔」における参考文献の未表記の問題について
http://www.utp.or.jp...smp/news/n25663.html -
芥川賞選考結果
選考委員・島田雅彦さん「一回目投票で過半数獲得」、盗用問題は「誠実さが問題」
https://www.sankei.c...if1807180062-n1.html
「個々の作家への注意喚起になったはず」 盗用問題についての選考委員・島田雅彦さんとの質疑応答
https://www.sankei.c...if1807180065-n1.html -
160 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:2018/08/12(日) 08:11:02.38
中島がとうとう講談社に物申したぞ
https://www.youtube.com/user/blueirisr8 -
北条盗作事件でわかったこと
盗作を盗作と言わない知の欺瞞
文学という美名の下での選民意識
群像編集部・講談社の売上重視・話題性重視の企業論理
純文学の破綻 -
サンプリングという事で
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板違い
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まだやってるの
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絶賛したアホ連中はだんまりかよ
特に高橋w -
やっぱりこれやばいでしょ
なんでこれが盗作にならんの?
おかしいでしょ
なんで先生がた、黙ってるの -
てか、文藝春秋でこの問題を島田雅彦が締め括ってるよ
もう終わりなんだよ -
作家は出版社を敵にしたくないからだろう
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講談社も、芥川賞も駄目だったわけだし出版も無理だろうから、
もうパクり元や被災者に喧嘩売るようなことはしないと「思いたい」けどね -
おまえら小説書いてるの
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前スレの転載
ふたたび、ここから
「医療団は、自らテントと食料を持参し、自己完結型で診察にあたる。
ただでさえ個人のプライバシーの少ない避難所に、医療団が寝泊まりする場所を設けることで、
被災者にストレスをかけることになりかねないという配慮だ」
ボランティア医師団が定期的にやってきては夜も泊まりながら診察してくれるのを眺めているわけである。
医師団がみずからテントと食料を持参して自己完結型で診察にあたるのを眺めているのである。
そうすることでただでさえ個人のプライバシーの少ない避難場所で被災者をストレスから守ろうとしているのを私は知ってしまっているのである。
(美しい顔 P.16)
美しい顔の「ボランティア医師団が定期的にやってきては夜も泊まりながら診察してくれるのを眺めているわけである。」の一文は、
ふたたび、ここからp116の
「定期的に訪れるボランティア医療団の診察が、〜」の文と、
p117「津波で分断されているところがあって、夜も泊まりながら診察しました」
の合体ではないかと。 -
投機体質の群像編集部
純文学業界の開き直り体質、自己批判なし、お仲間意識
芥川賞のモンドセレクション化 -
当人は今後も書き続けていくつもりですか
-
今となっては唯一扱ってくれそうな群像も載せてくれるかどうか
物議をかもした人だからその号だけは「売れる」かもしれないが
その筆力でパクりなしならそれで終了やろ -
何度でも、復活する・・・
安倍晋三のごとく! -
>>25
機械じゃないけど。
ふたたび、ここから(p197)
「しかし、隣の集落には何も届きません」
美しい顔
「隣の集落にはまだ一切何も届かないでいる」
ふたたび、ここから(p198)
「本当の情報を流して欲しいということです。(略)大きな支援団体にしか、お金は落ちないのです。石巻市に集まった義援金も、使われる先は、人が集まって目立つような大きなところばかり。本当に困っている人のことは見えていない。」
美しい顔
「本当の情報を流して欲しいんです。全国からたくさんの支援物資が送られてきても流れ着くのは有名で大きな団体だけなんです。(略)本当に困っている人のことを見てください」 -
あと、盗用というには微妙だけど、
ふたたび、ここから(p120)
「水が届かずに助かった人も、寒くて凍死してしまったかもしれない」
美しい顔
「津波からせっかく助かったのに凍死してしまう人がいる」
ふたたび、ここから
「水で溺れる気持ちってどんなに苦しいかわかるか」
美しい顔
「水でしぬというのがどれくらい苦しいことだろう」
ふたたび、ここから(p242)
「ロウソクの灯りを家族で囲んで」
美しい顔
「家族みんなで一本のロウソクを囲んで」 -
群像新人文学賞の消せない汚点となりましたw
このネット時代、「第61回受賞作 北条裕子 美しい顔」と常に晒されて、
辞退や取り消しした方が恥も残らないだろうに -
ノンフィクションからの著作権侵害は認められていない、を錦の御旗にしてんの?
さっさと取り消し謝罪してれば、ここまで炎上しなかったのに -
>>30
文がいちいち頭悪い感じに改変されてるね -
31です。
「ふたたび、ここから」で、まとまって似ている箇所はこれくらい。
あとはぬかるんだヘドロの描写とか、ガラスと釘とか、
腐臭を異臭と書き換えての描写とかあるけど、許容範囲かな。
家があった所に他人の家具が流れ着いているというエピソードのパクリはあったけど。
次は「メディアが震えた」を読みます。
こちらは発行元も抗議文を出していたので、「ふたたび、ここから」より大量に引用されているのではないかと予想しています。 -
期待してます
-
「ふたたび、ここから、やり直す」
という小説を群像に載せるとか -
それもまたピントのズレた上から目線で読み手を不快にさせるだけだろう
今なら西日本の豪雨被害が全然片付いてないから、現地で長期ボランティアやって
ルポルタージュ書けば良い、パクって新潮新人賞に送ってやるからw -
>>36
乙です -
だよ
-
立松和平さんも盗作を認めたうえで書き直して出版したんじゃなかったか
かなりきつかったとは思うが、それくらいしないと甦れない -
「ふたたび、ここから」で、「自宅のあった付近に落ちているのは、たいてい他人の家から流れ着いた物だ」という文と似たような表現で、
「美しい顔」では、「家があったはずの場所には他人の家の日用品が山積みになっていて」というのがある。
せめてこれくらい改変していれば、ここまで騒動にならなかっただろうにと思う。
後で直すつもりが、締切に間に合わなかったのか。
どこをどれだけコピペしたのかわからなくなってしまったのか。
上手くやってれば、今頃芥川賞も取ってウハウハだったろうにね。 -
自分の言葉に直せるほど読み込みかつその力量があったらハナから別表現してるだろ
参考文献付ければおkと思っているし、
コピペ改悪した程度のもので自分の言葉にしたと思っているとしか -
天網恢恢疎にして漏らさず
一般人の目を馬鹿にしたらいけないね -
>>47
陰嚢カイカイ -
「メディアが震えた」との比較。
メディアp164
「震災から五日間、山元町は町内から町内へ、町内から町外へ、町外から町内への情報がなかった。
発災直後から停電、電話不通の他、町役場屋上の防災無線のアンテナが折れた。」
美しい顔p24
「震災から五日間、この町は入る情報も出る情報もいっさいが遮断されてしまったということだ。
後で聞いたことだが、地震発生後からの停電、電話不通、更には町役場屋上の防災無線のアンテナの損傷が
(略)」
メディア -
続き
メディアp154
「山元町は、県北部の被災地を支援する側に回るのが、宮城県の想定でもあった。」
美しい顔p25
「この町は県北部の被災地を支援する側にまわるというのが県の想定であったくらいだ。」 -
事実を参考にしてるから法的には盗作じゃないだとか言ってたけど
これだけ類似してる箇所が多いと実際裁判したらどうなるかわからんだろこれ -
>>52
どうだろ。
「遺体」のようなルポルタージュと違って、「メディアが震えた」は記録なので、
感情を排して事実を淡々と書き綴っている感じだから、抜き書きしても法的にはセーフなのかも。
ただ、いくら正確を期すためと言っても、単語自体からその並び順までそのまんまというのは、余りにも安易という気がする。 -
石巻がそこまで完璧に孤立しないだろとおもってたら別の町からの切り貼りだったのか
被災地は巨大な設定資料集だね -
次から次へと、ヒデぇな……オリジナル部分を抜き出した方が早いんじゃないか、真面目に
つか、たとえパクり部分との対応表なしとしても、
こういうこと細かな事象の記述を参考資料なしの想像だけで描いたとは
どうあっても普通は思わないんちゃうの、群像の選考委員さんたちよぉ -
もしも芥川獲れたら、参考文献提示と少しの修正で押し切れると思ったのかな
出版はありえない。ここまでひどいと、編集長の責任問題じゃない?
選者の高橋さん、そろそろなんとかコメント出しなよ -
でもホントここまでひどいと、編集及び選者の責任問題でもある感
どうしてちょっとでもおかしいと思わず何も問い詰めず気軽にホイホイ褒め上げて賞を献上してんのさ
新人賞選考の時点で問題提起されて
駄目だなという判断が取れていたらパクり問題自体発生していなかったのに -
「折れた」を「損傷」に、「でもあった」を「であったくらいだ」と
ちまちま変えているのがまたいじましい。 -
唐沢俊一の盗作より悪質だろ
-
>>58
自分もそう思う、北条さんはプロではなくいわゆる素人なわけだし
悪意もなく、いろんな本からつまんできてもいいと思っていて書いてたのかもしれない
編集部が新人賞を与えていいのかどうか、きちんと精査するべきだった -
でも、あちこちからつまんできているとわかってからも、
「問題ない」と編集部は突っぱねているわけだけど -
高源、石原ほか愚かな連中が絶賛するもんだから、
これは大傑作だ。芥川賞、ベストセラー確実、
と新潮と喧嘩してまでする編集部は罪深いよ
きっちり謝罪してればおおごとにならなかった。その上で新人賞剥奪は当然の措置
それが逆ぎれ
これが高学歴で、一流企業の社員のすることかね -
↑
ごめん、つい興奮しておかしな文になったが修正はしないw -
>>62
作者は「悪意」がないとしても、やはり一番許されざる存在で一番「罪深い」と思う
コピペ文章を、それも改悪wして多用するなんて、
自身の言葉を使って表すもの書きという職業、自身の中にあるものを作品として
創造し書き落とす小説家というものを舐めて侮蔑している行為だから -
評論家は、まず他人の創ったものありき、なものだから
他人の文章を扱うことへの意識が創る立場とは違うんだろうな -
>>62
遠回しに悪口言ってない? -
49と50、訂正します。
前後にも似ている個所をみつけてしまいました。
「メディアが震えた」との比較。
メディアp164 ~p165
「震災から五日間、山元町は町内から町内へ、町内から町外へ、町外から町内への情報がなかった。
発災直後から停電、電話不通の他、町役場屋上の防災無線のアンテナが折れた。(略)県庁への
報告の遅れによって県外からの応援緊急消防隊は山元町を「素通り」の状態であったという。」
美しい顔p24
「震災から五日間、この町は入る情報も出る情報もいっさいが遮断されてしまったということだ。
後で聞いたことだが、地震発生後からの停電、電話不通、さらには町役場屋上の防災無線のアンテナの損壊が、
県庁への報告を遅れさせたという。県外からの応援救急消防隊がこの町を素通りしてしまったという話も
冗談ではなかったらしい。」 -
メディアp154
「地震発生の際には、津波の高さに影響するリアス式海岸ではない山元町は、
県北部の被災地を支援する側に回るのが、宮城県の想定でもあった。」
美しい顔p25
「この町は津波の高さに影響するリアス式海岸ではない。(略)
大地震が起きた場合、この町は県北部の被災地を支援する側にまわるというのが県の想定であったくらいだ。」 -
メディアp101
「取材中に偶然、発災から行方が分からなかった女性が家に戻ってきて、夫と再会を果たす場面が放送された。
『二日ぶり感動の再会』とテロップが流され、カメラは夫婦の抱擁を捉えた。」
美しい顔p45
「行方がわからなくなっていた三十代前半の妻が、夫が取材を受けている最中に突然家へ戻ってきて
再会を果たすという場面が放送された。四日ぶりの感動の再会とテロップが流される。」 -
メディアp185
「テレビ番組では、『被災地をより一層の被災地』に見せようとしているとしか思えない(略)」
美しい顔p45
「テレビを介せば被災地をいっそう被災地に見ることができた。」 -
>>75
メディアp185
「テレビ番組では、『被災地をより一層の被災地』に見せようとしているとしか思えない(略)」
これなんかひとつの批評になってるわけでね
小説でしか書けないとかなんとか言いながらそんなところまで盗んでんるじゃお前はいったい何を創造してるんだと
泥棒ですねほんとこの女は -
主人公のメディアに対する見方が「作品の根幹に関わらない」んですかねえ
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暗黙のルール以前の問題だろ、剽窃は……
-
本人の言い訳コメントで、「客観的事実から離れず忠実であるべきだろう、
想像の力でもって被災地の嘘になるようことを書いてはいけないと考えました」
と言ってるくせに、
「医療団」を「医師団」に、「応援緊急消防隊」を「応援救急消防隊」に、
「二日ぶり」を「四日ぶり」に勝手に変えてる。
ばれないよう工夫しましたって正直に言えばいいのに。 -
>>79
そうは言っても、ノンフィクションからなら文章きりばりしても、
参考文献リストつければ問題ないと群像編集部はいってるし
テレビに出ていた弁護士さんも法律的には問題ないと言っていたし
個人的にはモヤモヤするから、新潮社や他の出版社がどういう決着をみつけるのか興味ある -
検証乙です
和美先輩がダラダラくっちゃべるシーンは山元町のことだったんだね
名産品もない、観光地もない、名物鉄道もないクソ田舎、とかいう話 -
顧問弁護士が著作権で問われることはないと。
で、群像は強気に出たのかな
アホだな -
しかし、罪深い、と言っておいて賞もらうってのは
どういう神経なんだかな。シンバル姉さんは! -
よく見りゃ図々しそうなふてぶてしい顔してるし
https://i.imgur.com/Tp1xO8a.jpg -
さて、今後どんなの書かせてもらえるのかしらねえ
-
>>86
なるほど、少なくとも「メディアが震えた」からのコピペではないようですね
あの和美先輩のしゃべりってすごく浮いてるけど、情報過疎地の被災地だということを話しの中で上手く描けないから説明台詞で安易に付け足したのかなと
その過程で山元町について少しは書く必要があってwikiで山元町を調べたら、特産物が書いてなくて名所も全国的な知名度があるものはゼロだからあんな書き方になったのかなーと思いまして
北条さんの参考文献()のお作法は、ノンフィクションを斜め読みして使えそうなところをちょっと改変、という感じだから「メディアが震えた」に書かれた特産品については読んでないか覚えてなさそう -
和美先輩のセリフを久々に読み返したらイライラしたけどひとつ気づいた
この小説がメディアと被災地をひとつのテーマにしてるくせに当時かなりの報道量だった原発事故を完全スルーしてるのは「メディアが震えた」が南三陸と山元町を比較してるからなんだね
「東北の沿岸部にはそれだけしか地域がないわけーって」ってセリフにも三陸海岸とそれ以外の被災地という構図が感じ取れる
つまり自分の中にあった震災報道への違和感を形にしたかったというのは嘘で「メディアが震えた」ありきでこの小説は書かれてる -
この女、怖いっ。
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メディアp101
「フジテレビは高校三年生の息子を探す母親を報じた。息子は、母へのメール送信を最後に行方が分からないという。
なお、フジテレビはこの母親をその後二回にわたって追跡取材し、四月二七日には、遺体安置所へと向かう母親に同行し、
息子の遺体を確認した姿を報じた。」
美しい顔p45
「他局ではさんざん高校一年生の息子を探す母親とか追いかけて報じ続けてるのにね。
〈母へのダイヤル発信を最後に行方がわからない息子は今どこに〉だっけ。特集たくさん組んでたね。
Iテレビはその母親を何回にもわたって追跡取材して三月二十四日には遺体安置所へと向かうところに同行して
息子の遺体を確認した母親の姿まで報じることができたみたいだったね。」
なんか、さすがにこれは駄目なんじゃない?と思った。
せめて別のエピソードを考え出すべきだったのでは?
この母親は実在するのに、これを見たらどう思うだろう。
しかも遺体を確認した日付までずらされて・・・
私だったら耐えられない。 -
あ、怒りの余り(?)間違えた。
美しい顔のp45ではなく、p47です。 -
事実を
現実をなめているとしか。
これで賞を、あわよくば芥川賞まで
何と言う企業姿勢だ
群像さんよ、石原千秋、佐々木敦よ
生情報こんだけ盛り込んでたら迫力でるの当たり前
これでも文学なんか? -
群像は、これでも美しい顔を出版しなければならない
そうしないと、いままでの主張が嘘になる
できるのか?
できるんだろ? -
芥川賞システムをコアにした純文学業界。
その中身もまさに不況だったわけだ。 -
これはすごいな
息子を娘に、母を父に、高校生を社会人に、メールを着信に、変える気遣いすらしないのに、自分のアリバイのために高3を高1に、4月27日を3月23日には変えるのか
話の流れ上揶揄するように書かなければいけないとわかってるエピソードでこれとか罪深いわー -
>>95
やれるもんならやってみろって感じ -
手記もそうだけど、当人が伝えたいこととは全然別の方向、
ヘタすると逆方向の意図を記すために利用してるのは、もう言葉がない
ひととしての良心って、なんなんだろう…… -
これはこれで才能なんじゃないか?
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