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創作発表
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【剣と魔法】ファンタジークエスト【TRPG】
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分離した小さいスライム達がぴょんぴょん跳ねると僕に腕や顔にもちもち激突する。
めんどいので無視していたけど、そのうち何匹か僕のローブの内に潜り込んできた。
恐るべきことにちまいスライム達は僕の脇腹にへばりついてくすぐり攻撃を行ってきた。
「あっははははは……くすぐったい、くすぐったい、やめてくれまえ、ははは!」
ロードスライムは更に身体を分離させると小さいスライム達が僕の周りに集まってくる。
段々とそれはひとつになって水球を形成する。僕の頭はその中に閉じ込められてしまった。
完全に水の中みたいだ。しばらく息はもつだろうけど完全に詰んだ。こんなんばっかだ。
「これで一人脱落だ。その魔法使いは足りないものが多すぎる」
ロードスライムは腕組みをしながら幻滅した様子だ。
なんでかなぁ勝つ自信はあったんだけど……。
頼んますよキャトラのアニキ。僕の仇ぃとってつかぁさい!
「そろそろ全力でいかせてもらおう……!」
透明の右腕がずずず……と伸びたかと思うとそれは細身の剣を為した。
王の癖に騎士っぽい戦闘スタイルとはなんて節操のないスライムだ!
「剣に生き、剣に死ぬ!お手並み拝見だ!」
透明のレイピアでキャトラの心臓目掛けて突きを放ってきた!
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