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【タイ】今日の海が何色でも-Solids by the Seashore-
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『今日の海が何色でも』(英題:Solids by the Seashore)
タイの南部の町ソンクラー。かつて美しい砂浜があったが、高潮によって侵食され、現在は護岸用の人工の岩に置き換えられている。その町の保守的なイスラム教徒の家庭で生まれ育ったシャティは親に結婚を急かされていた。しかしシャティは親が決めた相手と結婚させられることに疑問を感じていた。ある日シャティは、防波堤をテーマにした美術展のためにやって来たビジュアルアーティストのフォンと出会い、彼女のサポートをすることに。一見全く正反対に思えたふたりだったが、お互いを深く知れば知るほど惹かれ合っていき……。
監督・脚本:パティパン・ブンタリク
出演:アイラダ・ピツワン、ラウィパ・スリサングアン
製作:Diversion
2023年/タイ/タイ語・南部タイ方言/93分/1.85:1/カラー/5.1ch/G/日本語字幕:塩谷楽妥
日本公開:2025年1月17日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
配給:Foggy
配給協力:アークエンタテインメント -
第19回大阪アジアン映画祭で上映され話題となったタイ映画『Solids by the Seashore』(英題)が、邦題を『今日の海が何色でも』として2025年1月17日(金)より全国順次公開されることが決定し、日本版予告編とポスタービジュアル、場面写真9点が解禁されました。
タイ南部の海辺の町に暮らす、髪をヒジャブで隠すのが当たり前の保守的な家庭で育ってきたシャティと、美術展を開くために都会からやって来た金髪のアーティストのフォン。一見対照的な二人は、お互いを知れば知るほど惹かれあっていきますが──。 -
タイ国民の95%が仏教徒である一方、本作の舞台であるソンクラー市はマレーシアとの国境に近く、イスラム教徒が多い場所。本作が長編劇映画デビュー作であるパティパン・ブンタリク監督は、本作の前に手掛けた環境ドキュメンタリーで取材したソンクラー市のピーラ市長が暗殺されたことをきっかけに本作を制作。ピーラ市長は政府による防波堤建設に反対していたのだといい、そこに、「(自身の)映画監督や社会活動家としての背景、偏見との出会い。男性性にまつわる有害な価値観を体験したこと。そして幼少期に祖父母と過ごした記憶。それぞれの闘いを共有した友人たちの物語も織り交ぜました」と語っています。
第28回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門では「人間と人間、人間と自然をめぐるさまざまなテーマを、柔軟な姿勢で明確に提示している。人間と自然だけでなく、時間の流れ、伝統と変化、ミクロとマクロを映像で繊細につなぎ、不確かな未来への想像をかきたてる」と称賛され、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)とLG OLED New Currents賞をダブル受賞しました。 -
解説
タイ南部の海辺の町でふたりの女性が出会い、自然と惹かれあっていく様を、環境問題をテーマにしたアートを交えて美しく映し出した必見作。第28回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門では「人間と人間、人間と自然をめぐるさまざまなテーマを、柔軟な姿勢で明確に提示している。人間と自然だけでなく、時間の流れ、伝統と変化、ミクロとマクロを映像で繊細につなぎ、不確かな未来への想像をかきたてる」と称賛され、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)とLG OLED New Currents賞をダブル受賞した。 -
ストーリー
タイの南部の町ソンクラー。かつて美しい砂浜があったが、高潮によって侵食され、現在は護岸用の人工の岩に置き換えられている。その町の保守的なイスラム教徒の家庭で生まれ育ったシャティは親に結婚を急かされていた。しかしシャティは親が決めた相手と結婚させられることに疑問を感じていた。ある日シャティは、防波堤をテーマにした美術展のためにやって来たビジュアルアーティストのフォンと出会い、彼女のサポートをすることに。一見全く正反対に思えたふたりだったが、お互いを深く知れば知るほど惹かれ合っていき……。 -
キャスト
アイラダ・ピツワン、ラウィパ・スリサングアン
スタッフ
監督:パティパン・ブンタリク
作品データ
原題Solids by the Seashore製作年2023年製作国タイ配給foggy 配給協力:アークエンタテインメント上映時間93分 -
タイかぁ
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大阪アジアン映画祭で鑑賞しました。その後、気になっていましたが、来年1月の公開が決まったようです。
タイはLGBTQに寛容かと思っていましたが、この映画の舞台のタイ南部にはイスラム教徒が多く、LGBTQの権利はまだまだ守られていないようです。
2人の美しい女性の物語ですが、防波堤の環境問題をテーマにしたアート、宗教の考え方、伝統と家族との接し方等、深いテーマの映画で、まるでテレンス・マリックのような演出と映像美には息をのむ感じだったと覚えています。 -
くそつまんなかった
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