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【気象】雷雲はなんと10億V超、電圧の測定に成功 米NY市30分間の電力に相当[05/05]
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■「これまで誰も考えつかなかった方法」、米NY市30分間の電力に相当
1752年、米フィラデルフィアの上空に分厚い雨雲が現れた。ベンジャミン・フランクリンはその下に立ち、凧を飛ばすだけの簡単な実験で、雷が電気であることを証明した。それから250年以上が経ち、雷雲の驚くべき秘密がまたひとつ明らかになった。
このたび学術誌「Physical Review Letters」に掲載された論文によると、まったく新しい方法を使って雷雲全体の電圧を分析したところ、瞬間的に13億ボルトにも達していたという。その電力はおよそ2ギガワット。これはニューヨーク市全域に電力を30分間供給できるほどのエネルギーだと、論文の共著者で、インド、ムンバイにあるタタ基礎科学研究所の高エネルギー物理学者であるスニル・グプタ氏は語る。
「それだけの電圧を地上で達成させるのはほぼ不可能です。しかし、自然はいとも簡単にそれをやってのける方法を知っているようです」
巨大な雷雲の電気的性質をインドの科学チームが正確に分析できたのは、宇宙から降り注ぐ荷電粒子のおかげだった。雷雲のエネルギーは、過去に実施されたどの値より10倍も高かった。この研究結果により、宇宙と地球上で起こっていることの関係性がわかっただけでなく、高エネルギー物理学における25年来の謎も解決されるかもしれない。
■素粒子のシャワーの異変
2001年の運用開始以来、インド南部のウダガマンダラムにある宇宙シャワー現象観測施設「GRAPES-3(Gamma Ray Astronomy PeV EnergieS phase-3)」で、物理学者たちはミュー粒子を観測している。ミュー粒子は、宇宙線が地球の上層大気に衝突すると発生し、地上に降り注ぐ素粒子だ。
どういうわけか、高感度のGRAPES-3はしばしば、4月から6月の間と、9月から11月の間にミュー粒子のシャワーがわずかに弱くなることを示す。それがちょうど一年で最も雨の多い時期と重なっていた。
「面白いなとは思っていましたが、それほど真剣には考えていませんでした」と、グプタ氏は言う。「私たちの研究対象は高エネルギー宇宙線と惑星間空間で、雷雲にはあまり関心がなかったものですから」
ミュー粒子は負の電荷を持ち、その動きは電場によって歪められる。グプタ氏はこの性質を利用して、雷雲にどれだけのエネルギーが含まれているかを計算できないかと考えた。
ノーベル物理学賞を受賞したチャールズ・トムソン・リーズ・ウィルソンが1929年、ある雷雲の電場を計測したところ、1インチ(約2.5センチ)の間隔で1万2700ボルトという驚きの数値が出た。ということは、数キロも先まで広がる雷雲は、全体で乾電池10億個分に相当する電位差を秘めている可能性がある。
電圧を測るには通常、2本の端子を対象物の両端にそれぞれ接続する必要がある。だが、雲のように巨大でつかみどころのないものを相手に、どうしたらそんなことができるのか。これまで誰も思いついた者はいない。雷雲の中に飛行機や風船を飛ばす実験も行われたが、その結果これまでに記録されたのは、最高でも1億3000万ボルトだった。
今回の研究の共著者バラクリシュナン・ハリハラン氏は、GRAPES-3が検出するミュー粒子の数が変化するには、電場がどれほど強力でなければならないかを測るモデルを考案した。これがあれば、観測されたミュー粒子から雲の電場を逆に推測できる。
次に、GRAPES-3の過去3年間のデータを使って、研究チームは184の雷雲を分析した。すると、ミュー粒子の数値から、2014年12月1日に発生した雷雲の電圧は瞬間的に13億ボルトに達していたことがはじめて明らかになった。
続きはソースで
https://cdn-natgeo.n...2500253/ph_thumb.jpg
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikke...l/news/19/042500253/ - コメントを投稿する
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エメットブラウンが一言
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太陽光発電で気候変動がおかしい、早く調べてよ(´・ω・`)
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だったら人口雷で発電してみっせりよ
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サンダーブレークが実用化できるのか?
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夢のバッテリーさえ出来れば
この莫大なエネルギーを蓄電できるのに -
よしエネルギー問題は解決した
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>>2
「1,21ジゴワットだって!」 -
電圧は分かったが電流量は?
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デロリアン動くくらいかな?
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コッククロフト・ウォルトン回路がなんたら
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>>6
電荷が貯まって雷になるまえにじわじわ集められりゃね -
君の瞳は10億V
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昔の人はこれを瓶の中に閉じ込めようとしたんだっけか
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>>10
記事に2ギガワットって書いてあるんだから割り算くらいしろよ -
君の瞳は1万ボルト♪
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だっちゃ
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雷雲の中に突っ込めばタイムワープの可能性が・・・
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2ギガワットが1.21ジゴワット相当になると言う事か
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>>21
残念! 天空の城に行き着くだけでした! -
雲のかなたの当て擦り
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ぉ、電気もクラウドかよw
「やっぱ原発いらない」っていう結論にしたいンだよなwww -
雷雲と地上との間の放電(落雷)の際の電流を測定すれば電圧は計算で
推定できるのでは?
これまではそうやってたんじゃないかと思うけど。 -
>>1
これ下手するとノーベル賞もらえるんじゃないか? -
>>28
やっていたけど、相手がいつ起こるのか分からない雷なんで正確な測定が無理だった。 -
むっ、地球の自転で発電するシステム思い付いた。
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雷は電圧も電流もすごいけど、一瞬だからワット時に直すと大したことない
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ボルト・ワットまでは良いが、Whで表示してくれないと意味ないのでは?
雷の持続時間なんて情報持ってないぞ。
長いのも短いのもあるから一概には出せないのかな。 -
面白いアイデアだな
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雷から蓄電発電は出来るはずだろ
これと太陽光発電組み合わせれば最強だ -
ピカチュウでも10万ボルトなのに
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>>37
ほっといても遅くなってるんだから、ちょっとくらいいいじゃないか -
なんとかジゴワットでしたっけ、ドクター?
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昔からわかっとったことちゃうの?
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>>17
数字はだせてなかった
天気予報みたいに雷落ちる前に警報できるといいけど
今のところはこんだけの結果でしたといえる段階
ただいままでその結果すらはかれかったという
ハリケーンのスケールと一緒でやはり必要な一歩 -
人口雷雲を作って発電しよう
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>>51
頼むから室内でやってくれ -
偶然にもデロリアンに必要な電力と一致したな
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考えたこと無かったけど平均値なの?最大値なの?
まあどちらにしてもサージ成分でしかないから使えないけど -
これを利用する時代ももうすぐか
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>>1
肝心の面白い所が引用されてない。
全く頭を使わない引用しかしてないから、しかたないんだろうけどな
> 1994年
> NASAのコンプトンガンマ線観測衛星が、地球の大気から放射される高エネルギー
> を検出した。宇宙でも最大級のエネルギーを発する現象に似たことが
> なぜ地球で起こっていたのかについて、誰も説明をつけられなかった。
> それが今、GRAPES-3による10億ボルト級の測定結果により、地球上の
> 雷雲にもこの謎の現象を起こせる可能性があることが初めて示唆された。 -
>>52
今までの観測結果よりも10倍の電圧が掛かってる事が分かった -
和訳記事だと13億ボルトだが、元記事だと18億ボルト(1.8gigavolt)になってるな
どっちが正しいんだ?
https://www.national...derstorms-lightning/ -
8と3を見間違えたんだろうな
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地熱発電なんて他の国では地震を引き起こして大きな被害をだしている
どんな方法でも大きなエネルギーを扱うのは危険でそう簡単にはいかないんだよ -
2億[V]程度だと思ってたわ
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雷の電力集めるより
雷雲に風車突っ込んで発電機回した方が
まだエネルギー取れそうな気がす(ry -
>>65
先に兵器が完成しそうだな -
雲は(地面を対極とする)巨大な容量のコンデンサー。
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13億ボルトで2ギガワットだから
2GW/1.3GV=1.5Aかい! -
蓄電できないんじゃなー
残念 -
>>68
雷の通電時間は1ms以下 -
雷雲と大地との間の空気の絶縁を破るんだから物凄いということは判るんだけどね。
数値をはじき出したのはそれなりに意味があるかな。
あくまでもそれなりにだけど。
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>>68
そういう計算になるねえ。
たぶんこれがおかしいんだろうな。
>その電力はおよそ2ギガワット。
もちろんワットは仕事率(単位時間当たりのエネルギー率)で、エネルギーではない。
× その電力はおよそ2ギガワット。
○ その電力量はおよそ2ギガワット・アワー
ではないだろうか?
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太陽光や地熱発電より、雷発電、台風発電、竜巻発電のほうが低コストで効率よく発電できないの?
飛行船二台を雷雲に突入させるとか -
>>73
2GWで1ms(>70)なら1kWhにも満たないが -
ニューヨークを30分まかなえるだから、そうかも
ニューヨーク市は400万kW相当ってことだな
ニューヨークにしてはちょっと少ない気もするが -
>>66
ラピュタは人類の夢だからな! -
これぞ自然エネルギーだな
永久機関は身近にあった -
木星や土星に浮遊基地を作ったときのため、雷発電を研究するべし
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10億ボルトとか部分的瞬間最高値だろ平均するとせいぜい一億もあるかどうかであまり興味ないな
百メートル走が10秒で平均時速が36?だけど瞬間値は時速45?なんだよねみたいな -
地球全体で雷の年間回数が多いから、10億ボルト雷の
比率が小さくても回数の絶対値はかなりの大きさになるってことだろう。
だから>58のような観測の原因の候補になる。 -
測れたって事が凄いな
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