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【創薬】動物を使わずに抗体を作製するペプチドバーコード法 京都大学[05/09]
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京都大学の研究グループが、モノクロナル抗体(抗原決定部位を一つもつ抗体)を試験管内で生産し、迅速かつ簡単にスクリーニングして評価する新規手法の確立に成功した。
抗体は、分子標的薬をはじめとして、研究・診断・治療などに有用な分子だ。しかし、主に動物に抗原を投与することで取得されているため、多くの時間とコストがかかる上に、動物愛護の観点からも問題となっている。
一方、近年、従来の抗体と同様の特性を持ちながら、分子量が約10分の1の「ナノボディ」が注目を集めている。ナノボディは、ラクダ科の動物が持つ単鎖抗体の抗原決定部位だけからなる抗体である。
動物を用いない抗体作製とスクリーニング法の確立を目指した本研究では、このナノボディをベースに、酵母を用いてモノクロナル抗体を作製したという。
まず、酵母によって遊離状態のナノボディを作製し、ペプチドバーコードという新しい標識を付加してバーコード抗体を創製した。モデルとして、anti-CD4ナノボディとanti-GFPナノボディにそれぞれ異なるペプチドバーコードを付加した。次に、CD4を固定化したビーズ上でanti-CD4ナノボディとanti-GFPナノボディをCD4と反応させた。結合していないナノボディを洗浄して除いた後、ペプチドバーコードを切り出し、質量分析で定量すると、結合活性を持っていたanti-CD4ナノボディのペプチドバーコードのみが検出された。つまり、ペプチドバーコードを用いることで、複数の抗体の結合能力の評価が可能となるしくみだ。
試験管内で迅速にナノボディを作製し、スクリーニングでモノクロナル抗体を調整可能な本システムは、分子標的薬(抗体)などの創薬や、細胞内のイメージングの分子プローブなど、多様な用途に展開することが期待される。
論文情報:【PLOS ONE】Peptide barcoding for establishment of new types of genotype–phenotype linkage
https://journals.plo...journal.pone.0215993
https://univ-journal.jp/25808/ - コメントを投稿する
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バーコードハゲが一言
↓ -
地味にすごいなこれ
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>>1
これはすばらしいがんばれ -
なんで、PLOS ONEなんだ?
俺の中では凄く評価ひくいのだが。 -
【日本発の世界恐慌と、注意事項】 世堺教師マITLーヤが現れようとしている、無関心、無責任だと淘汰選別される
http://krsw.5ch.net/.../hulu/1556774069/l50
2019年3月1日の夕暮れ、イタリアのティレニア海で人の形のような光が空に現れたとのこと。
https://stories.theb...ouds-over-italy.html -
今まで動物使って作ってたのか
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これが出来たらインフルエンザウィルスをわざわざ卵に植え込むとかも
やらなくて済むようになるか
ヘビ毒血清はあれは血清だから抗体とは別だ -
>>3
30年位周期的にあるぞ。ヒットした話は聞かん -
ペプチドジューズうまー
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ノーベル医学賞?
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抗体が早く安く作れるようになったよ!
って事? -
高額なオプジーボ(癌)やデュピクセント(アトピー)が安くなるかな
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>>5
オレも大したことないと思う
「動物を使わずに」ってところが先ず嘘だし
遺伝子導入した酵母を使って増やしてるに過ぎない
ELISA向けの抗体を安定した品質で大量生産かつ安価にできることは評価してもいい
ペプチドバーコードは微妙
同時に100以上の項目を測定できるなら一考の余地がある
従来の二次抗体に蛍光標識やHRP標識を用いる方法が高感度、迅速、必要装置の低価格を実現できるため需要はなさそう -
>>10
血清中には多種類のモノクローナル抗体が含まれる。血清療法は血清に含まれる抗体の薬効を期待するものだよ。 -
>>17
あんたは酵母を動物に含めるが、世の中の多数がそう考えないのであれば「動物を使わない」は嘘ではない。 -
>>19
最初にラクダを使うんだよ -
ゴミれすばっか
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血清中のは、モノクロナールって言わないだろ。 ポリクロナール。
質量分析で そのバーコードが検出できるって話? -
>>9
ウサギさんがかわいそうだった(´;ω;`) -
素朴な疑問で悪いんだが…
酵母でナノボディを作って精製できるのは分かったんだが、酵母に入れるナノボディの遺伝子はどうやって調達するんだろう
既にあるならいいけど、無ければやっぱりラクダの出番? -
>>25
そりゃラクダ由来なんだからラクダのB細胞を抽出、単離して目当ての抗体を作るB細胞を選び出し増幅させて遺伝子抽出
それを酵母に移植という手順だろう
もっともB細胞を選び出して増幅させた段階で抗体の量産は可能で酵母を使うのは効率をあげるためでしかない -
修飾が酵母で素直につくかという疑問はあるが
安定した品質なものを作るのなら一択だろうなあ
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