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嫌われものだけど、ちょっと理解もしてほしいと、大阪府箕面市の箕面公園昆虫館は「G(じー)っとみるゴキブリの世界 ガサガサ・ゴソゴソ展」を開いている。
国内外に生息する約25種約100匹を展示。自然界では大事な仕事もしていると知ると、すこーしやさしい気持ちにもなれそう。【三角真理】
害虫は1%未満
「やっぱり気持ち悪いイメージ持たれちゃいますよね。黒光りして、突然飛んできたりするし」と清水聡司副館長(51)。
「でも枯れ木や生物の死骸を分解するなど、自然の中では大事な役割をしています」。
同館によると、ゴキブリは世界に約4600種。日本には58種いる。害虫とされるのは全体の1%未満だという。
そもそもゴキブリはなぜ「害虫」?
清水さんは、見て気持ち悪い▽古書や食べ物をかじり、ふんで汚す▽飲食店などで出ると経済的損失になる――などを挙げた。
「招かないのに家に入ってきてすみつき、勝手に外と行き来するから不衛生だと嫌われるのです」
かく言う清水さんも、近畿大農学部で昆虫を学んでいた学生時代は「ゴキブリは怖いし、嫌いだった」と告白する。
同館や群馬、東京の昆虫館でさまざまな昆虫の飼育を担当するうちに、ゴキブリにも愛着がわくようになった。
「育てているとかわいくなりますよ。他の昆虫の餌にも使うし、大事な昆虫です」。
実は展示しているのはごく一部。同館にはゴキブリが計36種、数千匹以上いるという。
底から見る
展示を案内してもらった。「きれいでしょ」。清水さんが自慢げに教えてくれたのは、インド南部に生息するドミノゴキブリ。
白と黒が幾何学的に配色された模様。洋服のボタンのよう。清水さんはケースに手を入れ、体がひっくり返っていた1匹をそっとつかみ表向きにしてやった。
「こいつは大きいですよ」。マダガスカルに生息するマダガスカルゴキブリは体長約5センチ。幅も立派。
「怒ると空気を出して『シュッ』と鳴くんです」。怖そうだが「飛ばないし、そんなに動きません」。館の入り口の箱にもいて、自由に開けて見られる。
清水さんのイチ押しはヒメマルゴキブリ。「かわいいでしょ。雌と幼虫はダンゴムシみたいに丸まるんですよ」
母親と見に来た大阪府豊中市の小学6年、和気大心(たいしん)さん(11)は、ゴキブリを見るのは初めて。
最初は「ちょっと気持ち悪い」と言っていたが、ケースの底からのぞける展示を教えてもらうと、しゃがみこんで下から観察。「脚みたいなのがいっぱいあった」と興味がわいたようだった。
清水さんは「ゴキブリも昆虫の一つ。生きる仲間なんだと大きな心を持ってもらえたらうれしい」と話す。同展は来年3月1日まで。
https://mainichi.jp/.../k00/00m/040/048000c - コメントを投稿する
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このあたり、まだ虫使いって存命されてて嫌がらせで虫ばらまいたりされることあるよな
ワイ一回疑いで相談出したことあるわ
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